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(北京) 宮廷料理

さて、昨日のお店もとても美味しかったのですが、今日は宮廷料理とやらに連れて行ってもらいました。
当然、中国の方が一緒です(笑)イメージ 1
 
 
白家大院、と言って、要予約の、中国人にとっても
少々、敷居の高い宮廷料理のようですが。
我々が行っていいのか 
 
 
すぐそばに、露天の点心の店なんかがあったりして、
入口は、そんなに仰々しくありません。
 
 
 
でも、、、、、
回廊、というかエントランスの長い道に
赤い提灯 (それでも赤提灯なんて雰囲気でなく)が
ず~っと、奥の方まで続いてます。
 
本当に、観光客が来てもいいのでしょうか?
吉兆とかのレベルの雰囲気なんだけど 
 
 
 
いくつか門をくぐると、パッと開けて、
   宮廷の服装の、女性が行き来してます。
 
親王の邸宅を改装したものだそうで、
築300年、とか。
 
   #お店の人は英語を話さないので、
   #通訳をしてくれている同僚に感謝です。
 
 
これは、中国の宮廷料理にはつきものの、
お薬屋さん。
 
繭(?)漢廊、というのかな。
 
 
そんなタイムスリップしたような庭を抜けて、
予約していた個室に通されると、
こんな感じのお姉さんがたちがサーブしてくれます。
 
ピンクの服は、料理を取り分けてくれたり、
お茶を入れてくれる係、
黄色の服の人は、マネージャー、
青や紺は、それぞれ、お料理やお酒の運び係だそうです。
細かく決まっているそうです。
 
ピンクのお姉さんがずっとついていてくれたので、
あれこれと聞きながら、食事をいただきました。
(少しだけ英単語はわかるようですが、
 中国語しか話しません)
 
 
 
イメージ 2
さて、宮廷料理と言えば、まずは燕の巣。
これにもグレードがたくさんあって、
皇帝が食べるもの (食べた料理)、
皇帝の家族が食べるのも (食べた料理)、
貴賓が食べた料理、と、値段が違います。
 
いただいたのは、皇帝が食べたという燕の巣。
蜂蜜と、ココナツミルクをつけていただきます。
上品なお味で美味しいけれど、
どちらかというと、
    美味~ というよりは健康にいいかんじ、
というか、どことなく薬っぽい雰囲気。
これが一番高かったのかな、一品で1300元以上!
 
こちらは、お豆腐料理。
一見マーボ豆腐のように見えますが、
ホタテ貝が入っていたり、エビが入っていたり、
複雑な味です (これもとても美味です)。
炒め物なのに、しつこくなくてさっぱりしてます。
 
次は、シカの肉。
北海道大学出身の人と一緒だったのですが、
北海道で出てくるシカ肉は、
もっと臭みがあって歯ごたえもある、とのことでした。
むしろ、ドイツでよく食べるラムに近いかも。
 
一緒にいたポスドクさんたちは、
昨日は北京ダックの老舗に行って来たらしいのですが、
どの味も比べ物にならない、とのことでした。
 
 
それから、宮廷料理の代表格の一つ、フカヒレのスープ。
うあああ、という上品なお味です。
野生の地鳥 (誰かが飼っていたり、作っているのではなく)
の肉で、出汁をとって、煮付けているそうです。
 
目の前で温めてくれます。
 
 
 
 
これは、なんなのだろう。
ふくろ茸と、筍と、さっぱりした赤身肉のスープなんだけど
これも、赤身肉が脂を落とした鳥皮 (?) で包んであって、
とても手がこんでいる。
少しとろみがついていて、とてもおなかにたまります。
 
 
さて、最後のお皿は、いろんな食材の盛り合わせ。
といっても、アワビや、各種きのこや、エビや、クラゲや、
どれも、これまで食べた同じ食材から予測する味を
軽~るく超えています。
 
特に、私はクラゲが美味しかったです。
   クラゲって、こんなに柔らかいんだ~
(アワビはもう少し歯ごたえがあるほうが好きですが)
エビも柔らかいし、シイタケも美味しいし、
言うことないです。
満腹状態で食べてもこんなにおいしいんだから、
やっぱり食文化、他の国と全然違う(笑)
 
デザート、左から、
求肥に黄な粉をまぶしたような、甘みを抑えたお菓子、
胡麻と、ココナツを巻いたような、すごく甘いお菓子、
さわやかな甘さの餡を包み込んだお菓子、
羊羹のような歯ごたえの、豆で作ったというお菓子。
皇帝のお母さんの好みのものを、集めたのだそうです。
4種類のお菓子の味が、全部違って、
一緒に出されても楽しめるというのはさすがです。
どこかの米国にも、見習ってほしいです(笑)
 
最後はドラゴンフルーツや、スイカの盛り合わせを
いただきました。
そういえば、この、ドラゴンフルーツ、
ホテルのモーニングにもあるし、ポピュラーみたいです。
 
そう言うわけで、今日も満腹でした。
4人で行ったのですが、食べきれなくて、
あと二人くらいいても充分良さそうでした。
 
これにビールだのお茶だの付けて、およそ2000元。
一人500元で済むとは、とても思えなかったのだけど、とにかく美味しかったです。
 
 
食事が終って、ピンクの服のお姉さん (若いポスドクさんが聞きだしたところによると、江南出身らしい) が、
敷地の中を案内してくれました。
もちろん中国籍の同僚が通訳してくれています。
 
池の真ん中にも、出島のような形に座席が作ってあって (ポスドクさんに写真を送ってもらったら載せます)
その座席だと、チャージ料だけで、4000元 (?) だとか。
ホントに、料亭、って感じですね。
 
外国人、全然いなかったし。
 
オーダーなどが日本人だけでは大変かもしれませんが、北京に行くのなら、絶対にお勧めのお店です。