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(北京) 普通のお料理と万里の長城

学会最終日は、2時にはセッションがすべて終わったので、万里の長城に行ってきました。
これも、北京で会社をしてらっしゃる人の、ご招待です。
(以前、米国の企業につとめていたらしく、その頃の上司が、今、うちの研究所にいるのです。
 その方に誘っていただきました。 良くも悪くも、自然科学系は交流や転職が盛んです)
 
さて、正規でない白タクは、高額を要求されたりするから気をつけろ、と、ガイドブックに書いてあるのですが、
地元の人にいわせると、知り合いの人と、知人に紹介された人しか乗せないタクシーがあって(これも白タク)
値段は3割がたやすいし、車の中も綺麗で、信頼できるから、接待には絶対に白タク、なんだそうです。
 
                                   観光客にはそんな技は使えませんけどね 
 
そういうわけで、万里の長城へ。 
             聞きしに勝るというか、実際に見ると、 長~~い 
 
イメージ 1
 
それに、さすがは観光地、歩行者で渋滞していたりします。
                     一昨日訪れた人に聞いていたほどではありませんでしたが。
今日は曇っていたので、ずいぶん楽です。 それでも、日傘をさしてる人もいて、こんな感じ。
階段が等間隔ではなく、坂も多いので、(4人で行ったのですが) 同行者の一人が、ヘロヘロになっていました。
イメージ 2
地元民の案内なので、ここは渋滞の回避ルートがある、など、かなり楽をさせてもらいました。
話題は、なぜか民主党政権の話だったり、毛沢東の話だったり。 
天安門の時の話も、してくれました。 
大学院の学生で、デモに参加したので、ドイツ留学も、その後の海外訪問も、すべてふいになった、と。
再び海外に出られるようになったのは、天安門から10年以上してからだそうです。
 
     アメリカナイズされたオヤジギャグを途中に混ぜながら、でも educatedだから、出来る話題なのかも。
 
なお、万里の長城が、北から来る騎馬民族を実際に止めた、という華々しいお話はないんだそうです。
でも、ほら、2000年後に、こうして観光資源を集めているわけだし~  
                                         って、それでいいの? 
 
 
さて、足が疲れたので、他の観光は止めにして、早目の夕食へ。
タクシードライバーさんに場所を選んでもらいました。イメージ 3
 
安くておいしい餃子のお店、が、リクエストです。
 
3階まである、大きなお店でしたが、
騒がしくって、混んでて、いかにも庶民のお店です。
 
まずは、スターター。
鶉のピータンと、地元産だというビーフン。
麺の表面に布目がついているオリジナルだそうです。
ラー油で味付けがされているので、私には辛かったけど、
同行者には、好評でした。
 
ビールで乾杯をして、次は点心。
15個一皿なんですが、いったい、いくつ頼んだんだw
 
自分が気に入った順に、セロリの餃子、
確か4元 (日本円で50円! 一個3円ですかっ)。
 
次は、これが一番高くて、海鮮の餃子。
ホタテやらエビやら、たくさん入っていて、
皮もこれは厚手で弾力がありました。
20元くらい。 (高いと言っても、一つ16.7円)
 
もう一つは他の日本人に好評だった、ニラと卵の餃子。
シャクシャク感が美味しいということでした。
これも4元か5元だったかな。
 
どれもめちゃくちゃおいしい。
(そんなにニンニクが効いていないのも私には助かりました)
 
他にも、ナメコとニンニクの芽、ベーコンの炒め物とか、
小松菜みたいな葉っぱ(会場でも出てきた)の炒め物とか、
結局お米や、お茶、ビールもいただいて、
全部でいくらだったのだろう、
運転手さんの分も支払っても、
40元もしなかったと思います。
 
 (運転手さんは、さすがにお酒は飲まなくて、また、
  盗難を警戒して、食事中も車を何度も見に行っていて、
  万里の長城の時も、携帯連絡で下山した場所を探して
  迎えに来てくれたし、さすが白タク。
  半日付き合ってもらって、500元弱です。
  会場からのツアー料金が、一人550元だったから、
  4人で頼んだ我々は、思いっきりお得です。)
 
ガラスの向こうで、お店の人が餃子の皮を作ってました。
ドイツでダンプリングパーティの時に見たことがあるけど、
う~ん、大量 
 
壁に、清潔第一、みたいな意味合いの字が書いてあって、みんな手袋をしていて、気を使ってるんだなあ。
写真を撮っていいかと聞いたら、ニコニコして、手を振ってくれました。
 
 
昨日までは宮廷料理だの、高級系のお店に行っていたけど、普段の食事は、こんな風にもできるんだなあ。
どっちも美味しいのが、やっぱり食文化の国ってことなのかな。
 
科学調味料や、異物混入など、日本では中国産の食品は評判が落ちてしまっているけど、
せっかくのこの味を、安心して食べられるように、信用を回復してもらいたいと思います。
うん、美味しくなければ、こんなに世界中に中華レストランが広がっているはずないんだし。
 
というわけで、連日、案内をしてくださった、中国出身科学者の方々、本当にどうもありがとうございました。