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う~ん、イマイチかなあ

お抹茶BOYの心臓の精密検査も、「問題なし」 ではないけど、 「心配なし」 だったので、
心を新たに、ヒアリングに行ってきました。
 
          が....................................  イマイチ  orz
 
以前、採択された研究予算のヒアリングの時は、
「こんないい雰囲気のヒアリングで採択されなかったら、人間不信になるなあ」
と、思うくらい好感度だったので、採択されて当然と思ってたりしたのですが、
で、ある程度、好感度でも、
          落ちるときゃあ、落ちる わけで、
         (好感度なのに落ちたは時は、自分の研究費じゃなくて、組織の金だったので記憶もアバウト)
 
だから、あてにならないと言えば、あてにならないんですが、
          今回の手ごたえの悪さは、類を見ません。
 
 
自分の研究を説明する、プレゼンテーション自体は、悪くありませんでした。
採用分野が広いことから、わかりやすく作っておいたため、頷きながら聞いてくれていた審査員も多かったです。
 
しか~し。
 
質疑応答に、いきなり重箱の隅をつつくような攻撃。 これでは、他の審査員にはわかりません。
しかも、明らかに、同じ目標を、違う研究手法でアプローチしている人っぽい。
 
あちゃ~~~
 
即答できたものが多かったにもかかわらず、
「そうは言っても、実際にはね~」 なんて言う、ネガティブな独り言を付け加えるので、
他のニュートラルな審査員たちに与える影響が、すごく悪くなったような気がします。
 
          誰だよ、こいつはっ  ← 別に態度には表しませんでしたよ。
 
と、思いながら答えていました。
 
 
思い起こせば、何年か前、U40(40歳以下)の J-A-Fos という日米混成のある種政治的な会議で、
宇宙研究、医療、数学、工学、全部一緒に科学戦略を議論する場に参加させてもらったことがありました。
研究者としては、駆けだしだっ参加者たちは、会議が終わって一緒の便で帰国した別れ際、
こんなことを話しました。
 
    「次に会うときは、それぞれの分野を背負って立つ存在になっていたい。
    でも、そこではきっと、政府の金を自分の研究分野に引き入れようとして、敵同士になってるんだろうな」
 
いずれ、専門家の中で自分の研究が優れていることを示すだけではなくて、
自分の分野を、別の分野の研究者たちにアピールしなければならない・・・・・・・・・・・・
その頃から、頭ではわかってたんですけどね。
 
ここまで一般的な、募集分野の広い予算に応募したのは、実は今回が初めてなのです。
 
だから、わかりやすく話すことを目的にプレゼン資料を作り、
あまり重箱の隅的な専門は、かるく流そうと思っていました。 
が、別のアプローチで、同じ環境問題を解決しようという人、
 
       つまり、専門を理解している敵、も、確かに存在するんですよね~
 
非常に勉強になりました。
多分、私に足りないのは、完全に異なる分野のセミナーに顔を出し、
その分野の人たちが、どういう問題と戦っていて、自分たちとは何が違うのかを
もっと知っておくことだったのでしょう。
年齢的にもかなり上の方でしたが、その審査員は、私の分野の問題点を知ってらして、そこを突いてきました。
 
まだまだ新しい課題があるということですね。 うん。
 
それに、今回、仲間と一緒に応募書類を作っていて、私はすごく楽しかったです。
問題があればあるだけ楽しかった、と言っても過言ではないです。
自分たちの武器や、どうしたらそれを有効に使えるか、他のグループに比較して、何が得意なのか、
短期集中型で、ものすごく勉強もしたし、関連業界の人にインタビューもしました。
 
結果がどうであれ、今回のことをポジティブに利用したいと思います。
 
                                        って、ふぅ   やっぱり疲れた。 
                                        お抹茶をお迎えに行ってきます。
 

 
そうそう、今回、敵、とは書きましたが、
もし、かりに、私の説明が彼の研究者心を納得させられたなら、
あるいは、共同で予算に応募するようなチャンスがあったなら、
多分、一番の味方となって、協調関係を作り出せる立場の人でしょう。
 
彼の質問は、自分の手段でも上手くいかないものを、お前たちはどうクリアしているのだ、という
素直な疑問が多分に含まれていたように思います。
 
何者かわかれば、今度質問に行ってみようかな、なんて、性懲りもなく思っていたりもするのです。