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他の職場はどうなのだろう?
昇進や昇格がどう決まっていくのか、大学と研究所のみで働いている私には、わかりにくいものがある。
 
大方の大学も同様だと思うが、研究所の場合、人件費、と、研究費ははじめから区別されている。
アシスタント (人間) やマシンのオペレータ (人間) は研究費で雇うことが出来るが、
自分たち (人間) の給与は人件費であって、研究費を流用することはできない。
そういうわけで、昇進し給料が上がるか上がらないかは、人件費の総額で決まってしまう。

文科省系の研究所なので、うちにも、教授、准教授、講師、助教、に相当するランキングがあると思って欲しい。
わかりにくいので、以下、それらの用語を使う。
 
先日、ユニット(だいたい学部みたいなもん)に、
「今期は、准教授から教授への昇進〇人、講師から准教授への昇進〇人、助教から.......」 との連絡が入った。
 
   さて、我が研究所の場合、昇進基準はしっかりと決まっている。
   論文、特許、受賞何本、外部資金いくら、研究所外活動、学生指導がどのくらいあるか、書物の執筆、
   まあ、それらがすべてポイントに換算できるようになっていたりする。
   昇進基準は、それぞれに決まっていて、論文数の絶対量と、年平均本数などが決められている。
   上の方に行くと、部下や学生の指導も、ポイントが高くつくようになる。
               (事務方の昇進については、良く知らないのだが・・・・・・・・・文科省に倣え、かな?)
   普段から、ボーナスに(人によっては年俸に)反映されているので、我々はカウントすることに慣れている。
   カウントに反映されない仕事等を自己主張して、加点してもらうこともある。
 
で、ユニットのボスから、我々にメール。
「昇進基準を満たしている人は、業績リストと、自己アピール文をユニットまで.........」
人数が決まっているから、基準を満たしていても、他の人との比較で昇進できないこともある。
一つの部署だけ、昇進者が多い場合も、何らかの力が働くようなことも聞いたことがある。
ユニットのボスが、「〇〇さん、そろそろ昇進希望出してよ」 と、催促してくることもあるし。
でも、それらは見事に、オープンで、わかりやすい。
 
ついでに言うと、就職時の採用試験なんて、もっと厳格に数値化されてたりして、
ヘタをすれば、コネや共同研究歴なんかも、オープンに (審査する対象として) 数値化されてしまう。
                                  このコネは、何ポイントに相当するのか、みたいな。
もっとも、巨大化し過ぎたうちの研究所の、最近の傾向として、
コネや共同研究歴を考慮に入れてたら何が何だかになるから、考えないことにしちゃってる傾向にあるけど。
 
だから、、、、
「女だから、就職が不利、昇進できない、教授のいうことを聞かないと、研究室にいられない」
というのを聞いても、
そりゃあ、そういう世界そういう大学があるのはよく聞くけど、気の毒にも思うけど
なんか、どうしても、実感としてわかりきれない所があるんだよね。
 
        だから、女性研究者、女性職員云々のシンポジウムに出るのが、
        私が適任だとは、どうしても思えないんだ 
        べつにさぼりたいわけじゃ、なくてさ。
 
明日はトリプル外出。
女性研究者云々のセミナーと、共同研究先の大学でのミーティングと、オランダ大使館のお食事会。
オランダ料理って、どんなのだろう?
 
                  ま、ちょっと重なってる時間帯があるけど、ごまかそうっと