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オランダ料理&フランチなスイーツ

   
    オランダ大使館でお食事会でした。 ハロウィンカボチャがお出迎え。
                           (リクエストがあったので、ちょっとの間限定解除
 
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どこの大使館も、大抵はお庭の綺麗さを競っていて、
      「芝生にハイヒールで入ると、大使の奥さんがめちゃくちゃ怒るのよ~」 
なんて話を聞いていたので、ひそかにお庭を楽しみにしていたのだが、
あいにく、開始時間はすっかり暮れてからだった。 
                         日の入りが早くなったなあ。
 
まあ、それでも、オランダから持ってきた芝生にえらい金をかけてても、
ヨーロッパの色とは違ってしまうそうで、
湿度と日照時間が違うんだから、当たり前じゃあ~、と思いつつ、
それならいっそ、アイルランドエバーグリーン(雪の下でもアイルランドグリーンの芝生)
でも植えたらどうかと、顔見知りの英国大使館員とブラックジョークを飛ばす。
   (やみくもに母国愛が強い人達を、少しおちょくっているのだ。 ま、誰しもそういうところがあるんだけどさ)
 
ちなみに、これまでダントツに綺麗だったのは英国大使館のお庭でした。
 
      オーストラリア大使館   http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/19274398.html
                     http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/24388435.html
 
私がこのローカルパーティに参加し始めたのは、そもそも、第一回目の会場がオーストラリア大使館で
子供のころに慣れ親しんだオーストラリア料理が食べたい、というそれだけの理由だったのだが、
英国大使館の発案だったこの夕食会は、いろんな大使館の持ち回りになったようだ。
異国の料理が食べられて、嬉しいと言えばうれしいが、
今回久しぶりに参加したのは、ひとえに、パーティ前のセミナー講師が、上野千鶴子教授だったからだ。
 
勉強不足な私は、tsukimusumeさんのブログでお名前を見かける以外、この人の業績を知らなかった。
どういう人かというと、こういう人である。 wiki、ちょっと偏ってるかな。
 
小柄な方である。
知名度とその時期から、もっとお年を召した方だと思っていたのだが、60ちょっとなようだ。
英語が堪能。
プレゼンテーション時には、原稿を用意してらしたが、質疑応答や時々交えるジョーク等、
小池百合子議員 (過去のセミナー講師) なんて、メじゃないのである。 
さすが東大教授、と、思ってしまう。
 
ご講演は、
 Gender Equality and Multiculturalism under Japanese Neo-Liberalist Reform in the Era of Globalization.
    (訳そうかと思ったけど、日本語にするとワケがわからなくなるからやめた)
 
異分野のこと、ひたすら拝聴するしかなかったが、
データ、分析、結論の導出、考察、発展という、科学者がやる研究の黄金パターンと同じ説明のされ方で、
社会学や哲学も、しっかりとした学問なんだなあ、と、思えた。
wikiに、自分の導き出した結果と書物に対して、謝罪&自身の本を絶版にしたくだりがあるが、
そんなところも科学者の姿勢とかぶるような気がする。 
研究が進み、新たな考に到達すれば、かつての結論を覆すことを躊躇しない。
研究者の正しい姿だと思ったし、ご講演を聞いていて、この人ならそうするだろうな、と思った。
 
   (そうでない方々の社会学者、哲学者の話も、大学やテレビ番組その他で聞いてしまっているので、 
   社会学や哲学は、もっととらえどころのない、「言ったもん勝ち」 の世界だと思ってしまっていたのだ。
   ご講演内容に、同意、不同意は別問題として、そういう目で見ていたことを反省します 
 
 
以下は、耳に残った内容を備忘録風に。 
 
 ・リベラリストは、時としてフェミニストと対立する。
 ・リベラリストでありながら、和服で靖国神社参拝が出来た小泉元首相は、その意味において完成品。
 ・近付いてくる民社党議員*1と自分の違いをはっきりさせたいと願っているが・・・・・・
 ・Culture is a Black Box ← めちゃくちゃウケました  ジョークではなかった様ですが。                                                                                             などなど。
 
      言葉だけ切り取ると、意味が違って (誤解されて) しまうかもしれないが、
      ググると、かえって何やら変な方向に突っ走っていくブログや記事も目にする。
      なんて言うのかな、専門用語風なものをちりばめているが、学問ではない感じの記事。
      で、一部は、ヒステリックなバッシングコメントがついていたりして、荒れている。 
                   こういうセミナーもいいなあ、と思った直後だけに、ちょっとウンザリ。
 
だから、上野先生の言葉は、ちょっとだけ心に留めておいて、関連記事を読んだ時に、思いだすことにしよう。
 
       え~? ブラックボックスって、専門用語か? 
                              (とある内緒コメントに対応しますが) 
         ブラックボックスとは、内部の動作原理や構造が不明でも、使い方と機能を知っていれば
         入力に対する特定の反応が返ってくる、とわかっている装置。
         中身が見えない、という意味でブラックとつけているのだと思う。
         転じて、中身はどうなってんだか説明できないけど、こういうときはこうなるよね、って
         いうようなシステムや事柄について用いる。
  


 
さて、オランダ大使館のお料理。
オランダ在住歴のある夫に、オランダ料理って何よ、と聞いたのだが、 「ハムくらい?」
本日昼間に行っていた共同研究先の大学でも、ちょくちょくオランダに行ってた教授が、「まあ、普通だよ」
・・・・・・・・・・・・・そうまで言われると、かえって普通で美味しい料理を期待したりして (笑) 
 
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変な話なのだが、オーストラリア訛りの言葉を聞くと、私は童心に返るようだ
大使館員たちと意気投合して、(もちろん、上野先生にもご挨拶はしたが)
挨拶に来たシェフを取り囲んで、調理方法と食材を追及したりした。
 
ちなみにフランス人シェフの オランダ料理 & フランスのスイーツだった。
 
チョコムースの表面に、誓約書と花の絵が書いてあって、金箔がちりばめられていたり、
ホワイトケーキの上に、生花が飾ってあったり (切り分けた時に、花びらを載せてサーブしてくれるのだ♪)
ちなみに、真ん中のタマネギみたいなのは、イチジクのコンポートである。
全部試食したかったのだが、種類が多すぎて断念。 
見てるだけで美味しい。
 
       (見てるだけで太りそう、とフランス人の子が言っていたが、それは却下ぁぁ
 
料理ひかえておけばよかったな~ なんてことを、話しながら、
   いえ、お料理もおいしかったです、肉料理、豆料理、お魚料理も少しだけ。
   穏やかなお味で、食べられないものがないというのは、出張に行った時でも困らないということかな。
   それにスターターは海苔巻きだったんですが、非常に香りのいいピクルスの海苔巻きで、
   いかにもフランス風の寿司、でした
名刺交換と、プライベートで仲良くなりそうな人とは、メアドの交換。
楽しいひと時でした。
 
 
で、帰宅したら12時近くて、スーツの襟をふいて、アクセサリー(今日はスワロフスキーでした)を磨いて、
(今日知り合った人たちに)明日の朝送信するメール文を書いて、シャワーを浴びたら、
けっこうな時間になってまいました。
ブログ記事は、半分くらいは電車の中で書いてたんですけどね。

*1:実名でしたがw