ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

読書録 『記憶の隠れ家』 『キスより優しい殺人』 『フレドリックブラウンは二度死ぬ』 『悪魔のトリル』

 
イメージ 1
一体何冊あるんだ、小池真理子
読んだはずの本なのに、記憶にないと、ついつい手に取ってしまう。
読み始めてしばらくすると、後悔するんだが。 ある意味自虐?
 
講談社文庫 小池真理子 『記憶の隠れ家』 多分 再読了。
            http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062636948.html
 
彼女の作品に出てくる女性は、あらかた自意識過剰でデリケートである。
簡単に記憶障害、精神障害を起こす。
そういう作品を集めたのかもしれないが、ちょっと食傷気味。
でも、レビューなんかを見ると、評価はいいなあ。 いずれも古いけど。
 
イメージ 2
 
ほんの時々、非常に美しい情景があって、
好みでない作品群の中で、そこだけはビジュアルで心地よかった。

強いてそれらの共通点を言えば、花の出てくる風景であり、庭であり、
かつて人が住んでいた、朽ち果てた廃墟なのだが、
それに惹かれて購入していたのかなあ。
 
他のアンソロジーの中で読んだらしい作品も、少々見かけた。
アンソロジーの中に、一本入っているなら飽きないし、
イメージも良いのかもしれない。 
 
 
 
さて、その次。
徳間文庫 小池真理子 『キスより優しい殺人』 再読了。   http://www.bk1.jp/product/1668242
     本当に、お前はこの本を選んで購入したのか?? と、かつての私に質問したい。
皮肉でちょっと不気味なショートショート
日本人名になっているようだが、傾向は 『第三水曜日の殺人』 に酷似している。
              途中で読むのを止めたようだ。 なるほど。。。。。。歴史は繰り返す。
                                        そしてまた、忘れて再読したりして

でも、テレビの2時間ドラマとか、女性コミックの原作には良さげな気がする。
さらっと読めて、それなりにビジュアル。
 
              ・・・・・・・・・圧倒的な魅力を感じられないのは、時代の違いなのかなあ。 と、思う。
 


 
ちなみ小説原作の漫画化で、一冊の雑誌でまとめたようなシリーズがあった気がする。
遥か昔だが、フレドリックブラウンのもの (坂田康子他、だったような気がする) と、
高橋克彦の原作のもの (女性向けコミックだったので、新人さんが多かったような) を読んだように思う。
 
 復刻してる~  『フレドリックブラウンは二度死ぬ』  http://review.rakuten.co.jp/rd/2_213310_11117046_0/
 『悪魔のトリル』 の漫画を読んで、初めて高橋克彦という作家を知ったのだ。
 
読んでいる間、頭の中をずっと名曲がリフレインする イメージ 3
トルストイの 『クロイツェルソナタ』 や、
江戸川乱歩の 『押絵と旅する男』 とか、 
柳田国男の民間伝承本とか、
色々思い起こさせる作品群だった。
 
高橋克彦の作品は、マンガにしやすいのか、
そののちも何作か見かけた気がする。
 
美術ネタの推理小説 『〇〇殺人事件』 を読んで、
徹底的にこの人のファンになってからは、
漫画は立ち読み程度になってしまったが、
そのきっかけは、そういうわけでコミック雑誌だったりしたのだ。
 
ちなみに、上にリファーしたコミックとは違うかもしれない。
1990年代の中ごろだった気がする。
     (この表紙って、ゴヤの 「ナイトメア」 だったっけか?)
 
 
さて、小池真理子からはすっかり遠のいた読書録になってしまったが、
読んでは後悔するのをくりかえすのは、小説読みとして不本意なので、途中駅の書店に寄ってみた。
   ・・・・・・・・・・普段なら、絶対購入しないような本を、購入
 
平積みしてあったのを立ち読みしてて、手放しがたくなった。 なのに、電車の時間になっちゃうし。
漫画です。原作は、、、ないと思う (笑)
 
楽しく読んだら、ゆっちさんに送り(贈り?)ます。 <なぜ、というのはまた次の読書録で。