読書録 『記憶の隠れ家』 『キスより優しい殺人』 『フレドリックブラウンは二度死ぬ』 『悪魔のトリル』
彼女の作品に出てくる女性は、あらかた自意識過剰でデリケートである。
簡単に記憶障害、精神障害を起こす。
簡単に記憶障害、精神障害を起こす。
そういう作品を集めたのかもしれないが、ちょっと食傷気味。
でも、レビューなんかを見ると、評価はいいなあ。 いずれも古いけど。
ほんの時々、非常に美しい情景があって、
好みでない作品群の中で、そこだけはビジュアルで心地よかった。
強いてそれらの共通点を言えば、花の出てくる風景であり、庭であり、
かつて人が住んでいた、朽ち果てた廃墟なのだが、
それに惹かれて購入していたのかなあ。
イメージも良いのかもしれない。
本当に、お前はこの本を選んで購入したのか?? と、かつての私に質問したい。
そしてまた、忘れて再読したりして
・・・・・・・・・圧倒的な魅力を感じられないのは、時代の違いなのかなあ。 と、思う。
ちなみ小説原作の漫画化で、一冊の雑誌でまとめたようなシリーズがあった気がする。
遥か昔だが、フレドリックブラウンのもの (坂田康子他、だったような気がする) と、
高橋克彦の原作のもの (女性向けコミックだったので、新人さんが多かったような) を読んだように思う。
高橋克彦の原作のもの (女性向けコミックだったので、新人さんが多かったような) を読んだように思う。
復刻してる~ 『フレドリックブラウンは二度死ぬ』 http://review.rakuten.co.jp/rd/2_213310_11117046_0/
『悪魔のトリル』 の漫画を読んで、初めて高橋克彦という作家を知ったのだ。
読んでいる間、頭の中をずっと名曲がリフレインする
色々思い起こさせる作品群だった。
高橋克彦の作品は、マンガにしやすいのか、
そののちも何作か見かけた気がする。
美術ネタの推理小説 『〇〇殺人事件』 を読んで、
徹底的にこの人のファンになってからは、
漫画は立ち読み程度になってしまったが、
そのきっかけは、そういうわけでコミック雑誌だったりしたのだ。
ちなみに、上にリファーしたコミックとは違うかもしれない。
1990年代の中ごろだった気がする。
(この表紙って、ゴヤの 「ナイトメア」 だったっけか?)
さて、小池真理子からはすっかり遠のいた読書録になってしまったが、
読んでは後悔するのをくりかえすのは、小説読みとして不本意なので、途中駅の書店に寄ってみた。
・・・・・・・・・・普段なら、絶対購入しないような本を、購入。
平積みしてあったのを立ち読みしてて、手放しがたくなった。 なのに、電車の時間になっちゃうし。
漫画です。原作は、、、ないと思う (笑)
楽しく読んだら、ゆっちさんに送り(贈り?)ます。 <なぜ、というのはまた次の読書録で。