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やっちまいました

やっちまいました 
いや、むしろ、やっちまってました、というか、やっちまったことに気が付きました.......... なんですが 
 
私の出身研究室は、アカデミックな (大学とか企業の研究所とか) 仕事に就く人が多くて、
まあ、そういうわけで、大学時代の先輩・後輩・恩師とも、様々な場所で再開することが多いのです。
しばらく前の学会で、毎年その場に来ていた人が、いらしてないことに気付いた私は、
同じ会社の方に、 「Tさんは、今年はいらっしゃらないんですか?」  と、聞いてみました。
海外出張とか、忙しい、という答えが返ってくると思っていたのに、 「Tさんは、体調崩して休職してまして・・・・」
 イメージ 1
その時思い浮かんだのは、 ① 飲み過ぎで、肝臓を壊した。
                    (学生時代から酒豪で、でも肝臓を壊し、
                     肝硬変と脂肪肝の区別のつかない学生に
                          北京ダックと呼ばれた人です)
                  ② 論文博士目指して、学位論文を書いている。
                                           でした。
 
     Tさんは大量にお酒を飲む人だし、大抜擢されて学卒で研究部門に採用され、
     数々の特許や論文を発表しているものの、そういうわけで博士号を持っていません。
     企業の研究部門が、企業の経営不振で閉鎖される時など、
     学位を持っている研究者は大学や研究所に転職することが多いのですが、
     成果があんなにあるのに、学位のない彼にはそれが難しいのです。
     豪放磊落なイメージの割に、実は細かな心配りをできる彼は、
     若手の教育係になったり、研究部門の窓口となったりと、企業内でも重宝されている人でした。
     幸い、彼の勤めている会社は、とても業績が良く、部門閉鎖の恐れも少ないのですが、
     その分、いざというときのために学位をとっておきたくても、忙しくてその時間がありません。
 
その後、すっかり忘れてまして。。。。。秋の学会でTさんに会って、思いだしました。
 
         私 「あ~ 久しぶり~ 体、壊してたんですって?」
   「お前はよ~ 人の不幸をそんなに大きな声で」  ←こんな風なしゃべり方をする
         私 「あ、でもでも、論文書く時間取れて良かったじゃん。 書きあがりました?」
   「・・・・・・論文休暇だと思ってたのかよ」
         私 「えー!! まさかホントに、体壊してたんですか? だから、飲みすぎだって言ったのに」
   「いや、まあ、その・・・・・」
         私 「博士とるなら早くしないと、どんどん頭固くなりますよ~ 体力もなくなるし」
   「人を年寄り扱いするんじゃね~!」  ←と、殴る真似   
           と、これが今年の10月の会話。学会会場で擦れ違い沙汰だったので、これだけでした。
 
昨日、共通の知人 (これもお仕事関係者でずっと年長の方) と話す機会がりました。
 
         私 「Tさんに会いましたけど、すっかり元気そうでしたよ~ 肝臓か何かだったんですか?」
   「彼が休職してたのは、忙しすぎて心が参っちゃって、精神的 (メンタル) な理由だよ」
         私 「え・・・・・・・・・・
   「ストレスもあったんだろうねえ、あまりそれを表に出せない人だし」
         私 「肝機能障害じゃなかったんですか?」
   「そっちも薬は飲んでたらしいが、去年あたりから、アルコールは飲んでなかったから。
      そうか、元気に学会参加できるようになったのなら、安心だ。 一時はどうなることかと思ってた]
         私 「そんなに大変だったんですか、そうとも知らず私は~   」 
 
 
 
   ・・・・・・・・Tさんが、私のせいで、またストレスを受けていませんように。
   あーでも、そのあとも電話で話してるような気がする、おんなじ調子で。
   大丈夫だよね?
   知らなかったとはいえ、気を使えない (想像力の乏しい) 友人で、ごめんなさい。