ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

選ぶ事例・伝える言葉・届く情報

今日は午後に都内で仕事があるので、つくばの職場に行くのはは休みだ。 
午後から出かけるが、今はメール類をチェックしながら、テレビで被災状況などを見ている。
     (そもそも、今週いっぱい自宅待機、在宅勤務が言い渡されている) 
つくば在住の上司(出勤している)と事務方が、てんてこ舞いしている様子が、メール類から伝わってくる。
 
年度末である。
省庁再編と研究所系の独法化が始まって10年目だから、
5年ユニットで中期計画を要求される研究所は、もとより予算の繰り越しなども例年に比べて厳しいはずだった。
そのさなかの、地震被災である。年度末に収まるわけがない。
研究所の契約・会計の部署は、文科&財務省への経費繰越要求と、額の概算、
研究者たちへの問い合わせに忙しい。
深夜のメールに早朝のメール、はっきり言って、事務方にこんなプロ意識があったとは思っていなかった。
 
私は、事務書類のリプライが遅くてよく催促されるのだが、
こういうときは、即、返信するしかないですね。
 


 
15日に、電車の窓から、屋外で体育をする小学生を見つけてしまった。
つくばについたら、ジョギングをしているおじさんまで見つけた。
福島原発放射線漏れがあった日だ。
 
友人の公立小学校教師に話したら、教育委員会から連絡がないと勝手に変えられない、と言っていたが、
         バカ言ってんじゃねー!!
 
お抹茶BOYの通う小学校には、16日朝に、校長室に乗り込み、
悪いとは思ったが、校長(女性)と副校長(男性)に、「小学生を外に出さないでくれ」と、脅し(?)をかけてきた。
パニックを起こさせるようではいけないし、でも、伝えなければいけないし、言いまわしは気を使ったが。
何日か前に書いた、「放射線対策について考える」記事がわかりやすかったとしたら、
                          記事:  http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/34340073.html
校長先生に伝わり、行動を起こしてもらえた言い回しを選んで、記事に使ったからだ。
 
まず校長先生は(官房長官もそうだったが)、マイクロシーベルト、ミリシーベルトがピンと来ていなかった。
 
    「1500メートルを、1.5キロメートルと言い変えたようなもんですよ」
   校長先生 「あら!」 
 
その時、そうですよ(そんなこともわからんのか)、と私に同調してくれていた副校長先生も、
 
    「レントゲンの4マイクロシーベルトというのは、撮影の時のもので、
             東電が発表しているのは○☓マイクロシーベルト毎時です」 
   副校長先生 「はい」
    「だから1時間外に出てればレントゲンの値になっても、十分の一時間ならレントゲンの十分の一です」
   副校長先生 「あ!」
    「お願いします、体育の授業を外でやらないようにして、昼休みなども外遊びは短縮してください」
   校長先生 「危険なんでしょうか?」
    「テレビで言っている通り、直接の影響はないレベルです」
   校長先生 「本当なんでしょうか、それならなぜ・・・・・・・・」
    「もっと少し高い放射線量の所に長~い時間いれば発がん性が上がるでしょうけど。
      貰い喫煙だって発がん性上がるし、という程度ですが、煙の下に行くことはないということです。
      このレベルの放射線だったら、総量が問題です。
      今後少しづつ上がっていきますから、あえて今貯め込まない方がいいと思います。」
   校長先生 「タバコは嫌だわ」  ←タバコ嫌いらしい 
 
結局、体育の授業は体育館と、他授業への振り替えにし、休み時間も外遊び時間を短縮してくれた。
 
お抹茶BOYに聞いて、その日の対応はわかっていたが、翌日、
“他の学校も、今日からそういう措置を始めた。うちの小学校は速かった” と、感謝の言葉を伝えてきてくれた。
教育委員会からの連絡の前に、何校か自主的に外出時間短縮の措置は取っていたようだ。
 
 
今日の番組では、やっと、シーベルト毎時と、レントゲンの説明で言うシーベルトの違いを説明しているが、
16日朝の時点の校長先生はわかっていなかったし、
知識として知っている副校長先生も、ピンときてはいなかった。
理学部出身者と他の違いと言えばそれまでだが、説明者は相手を説得できる伝え方を選ばなければならない。
だが、いろんな知識を概念として学んでいる人に説明するのだから、楽な面もあるのだ。
あるところまで説明すると、「あ、そういうことか」 と、言葉が届く。 初等教育は重要なのだな。
そしてそのあとは、この裁量で、こういうことにしましょう。雨が降れば体育は屋内ですし。と、
さすが文系、さすが校長先生、という感じでてきぱきと物事が進む。
 
「危険」についてもそうだ。
誰もが不安だから 「直接の影響はない」 という言葉を何度聞いても、
安心するのではなく 「間接的な影響があるのか」 と疑心暗鬼になってしまう。
間接的な影響も大したことはないのだが、わずかな影響があって、それはこの程度、と、教えてあげた方が
よほど安心するし、行動も起こせる。 
行動することで、不安を解消する事にもなる。
 
   このあたり、心理学者の団体からでも、情報の出し方などを政府に意見書で提出してもらえないかな。
 
食べものの買い占めについてもそうなんじゃないかという気がする。
クッキー類やパン、保存食を買い貯めるな、と言っても、あれば買いたいのが心情だろう。
インフラが満たされているのだから、ポテトチップスだって、クッキーだって作っておけばいい。
ハンドメイドのダークフルーツケーキが、1カ月保存可能という事を、みんな知っているだろうか?
果物もスーパーに余ってるんだから、そういうものを作って手を動かそうよ。
            ダークフルーツケーキのレシピ http://cookpad.com/recipe/174999
 
   保存食のお料理番組やってよ。
   買占めないでくださいって、口で言うより、
   調理しないでいいものは、被災地に渡し、調理できる場所の人は調理して同じものを準備しましょう、
   の方が、はるかに説得力があると思う。
 
   奇しくもテレビではレンホウ大臣、インタビュー中
   おいおい。 コンビニ視察してる場合じゃねーぞ。
   そもそも都内への供給、どうして増やしてるんだよ.....orz
   あれば購入しちゃうってわかってるんだから、コンビニやスーパーに納品される前に、
   政府主導で被災地に回さなきゃダメじゃ~ん
   だいたい今は、送るものはあっても送れないのが現状じゃねぇのかい?  ←ワンポイント江戸っ子
   首都圏コンビニの弁当がなくなっても、困るのは首都圏の連中だけなんだから、
   今は放置しときゃいいでしょーが (という事に思い当って追記)。
 
政府や、その行動云々に文句を言うタイミングでないのはわかるのだが、
手際の悪さは、どうしても感じてしまう。
計画停電と、福島原発対策と、両方全部東電さんに任せるのは、絶対無理がある。
原発の方は政府で引き受けようよ。 怒鳴りつけてもどうなるもんでもないよ。
 
  日本政府が米の支援申し入れ断る http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000096-yom-pol
  枝野氏、支援拒否報道否定 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000555-san-pol
 

 
仕事行ってきます。
 
帰りに食材を買ってこないと。
普段学校で食事をする大食漢の娘がいるし、私も自宅で食事をするのは週末くらいなので、
ウィークデーは東京であまり買いものをしないのだが、このところは家族全員が家で食べるので別。
決して買い貯めているわけではなく、実際に都内一般家庭で消費している量も、増えてるんじゃないかと思う。
給食の無くなっている学校も多いから、首都圏の給食などの一斉購入が減っていると思うのだが、
そのあたり、ちゃんと差し引きして、買い貯め云々の報道をしてるのかしら……・