研究は根気だっ
さて、今日のお抹茶BOYは、ゆっちさんに頂いた発掘セットを、せっせと掘っていました。
8歳以上が対象となっているから、7歳の彼にはちょっと難しいかなあ、と、思っていたのだが、
化石掘りセットが数回目の彼は、他のセットについていたミニハンマーと、
木製の槌を使って、端から丁寧に彫っていく。
ただ日本で手に入る化石セットでは、柔らかいプラスチックで(骨格標本の)完成した形で作られていて、
周りを固めた石工と一緒に、骨が折れてしまうことはないのだが、
これはどうやらバラバラになって埋め込まれ、しかも、力を入れると砕けてしまう材質で作ってあるようだ。
彼は途中から、刷毛で、ゆっくり石工を掃きながら、骨を探していった。
…………恐竜関係だと、根気あるんだよな~ こいつ。
私はすぐ横で、予算の積み上げの書類を作っていたのだが、
サボって一緒に遊ぼうとしても、相手にしてくれなかった。
おかげで、予想外に早く終了しましたが、、、、、はい
出てきたのはディプロドクスという恐竜だった。
お抹茶は首が出た時点で、「ディプロドクスだっ」 と叫んでた。
まだ、これでもちょっと尻尾の先と、どこか私にはわからない部分の骨が足りないそうで、
だから、石工の部分を取っておいて、もっと細かく砕いていって探すのだそうだ。
気が長いよ......... 本物の化石掘りみたいだよ~
私の研究の仕方とは違う(私はアイディア勝負の短距離走者)が、
これも研究者になり得る特性のひとつかもしれない、と、親バカ風に考えてみたりした。