ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

放射性物質の排除 I 水について

原発の事故レベルだとか、放射性物質飛散状況とか、
震災一月を過ぎると、さすがにたくさん出てきて、チェックするサイトを選ぶ必要が出てきた。
飛び入り情報は別として、よくチェックしているのは、これくらい。
 
         事故の状況は東電HPの英語版(なぜここまで日本語ページと違うのか分からん)
                                     http://www.tepco.co.jp/en/news/110311/ 
         放射性物質飛散状況と水道水の放射能レベルは文科省のHPから
                                                                          http://www.mext.go.jp/ 
         人体に対する影響などは、チーム中川のサイトで勉強中
                                                                          http://tnakagawa.exblog.jp/
 

一月前と異なり、爆発などで放射性物質の急激な大量飛散や、
放射線量の一時的な極大値が出る事がなくなってきたと予想されるが、
その分、ロングレンジで一定量放射線に曝される状況になったと思う。
なので、自分の手元でできる、体内の、内部被曝となる危険の排除をまとめてみようと思う。
研究所には、化学屋さんも物理屋さんもいて、ついでに医療関係のわかる人達もいるので、
まずは水関係で彼らから聞いた話をまとめて書く。 (他にもあるだろうとは思う。)
信用している研究者の発言であることで、かつ、論理に矛盾をきたさないという理由で、
元データを検証していない情報もある事を付記しておく。
 
なお、水以外の食べ物については II を参照の事 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/34563979.html

 
<最大の入力経路である水の浄化手法>
    ・当初、テレビで煮沸すればいくらかヨウ素が飛ぶ、なんていうとんでも発言があったのだが、
     沸点の低い水の方が先に飛んでいくので、煮沸すれば煮沸するほど、放射性物質濃度が濃くなる。
     ヨウ素が増えるわけではないけど、水が少なくなった分一口で飲むヨウ素が増えちゃうってことですね。
 
① 煮沸のアレンジ 蒸留する
      水を100℃以上にして気化させて、そのあと水蒸気を冷却して液体に戻す。
      沸点が水より高い、ヨウ素(沸点184.25 ℃)、セシウム(沸点641℃)が単体ならば除去できる。
      水酸化セシウムも、沸点が900℃以上だから、除去OKかな。
      ただし、室温でも水が蒸発するように、ヨウ素の沸点差だったら、ちょっとは一緒に気化するかも。
      もっとも、蒸留器は一般家庭にないかもしれない。 
 
②煮沸のアレンジ 沸騰除去 ②を行ってから①をする。
      そのほかにも変な水和物とか、化合物とか作っていると嫌なので、95℃とかに長時間保って、
      水より低沸点のものを気化させて追い出す。  <<水も減るけどね。
      トリハロメタン除去のために沸騰温度近くに5分~10分キープするレンジもあるので、
      そういうものも使えるかもしれない。
      ただし、この水は①との組み合わせが厳守で、そのまま飲んではいけない。
       
イオン交換水を作る
      水の中でイオン化している金属等不純物を、イオン交換樹脂で除去する。
      天然水中の代表的な陽イオンはNa+、Ca2+、Mg2+、陰イオンはCl-、SO42-、HCO3-、SiO2 
      だそうだ。アルカリ金属セシウムも楽勝で除去できそうだけど、
      ヨウ素はどんな形で溶けてるか(分子状か原子状かなど)分からないし・・・・・・・・・
      水にはあまり溶けない、つまりイオン化してないと言うことなんだろうが。
      大抵の研究所や大学で、イオン交換水を作れるから書いているのだが、これも一般には向かない。
 
④何かに吸着させて除去する
      活性炭などは、多孔質の表面に、不純物をくっつけてトラップするという浄化法。
      空気中や水に含まれたヨウ素が活性炭面に触れば除去できる。
      厚労省からも (http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf)       で、ヨウ素をかなりの割合で除去できると言っているけど・・・・・
      水中でヨウ素がイオン化してると、活性炭の効果あるのかな。
      もともとが微量なわけだから、水に対して活性炭の割合がよほど高くないと、どうかなと思う。
 
      活性炭の実験(生データがないので何とも)  http://www.jyousuiki.com/contents/soluvepdf.pdf
          
          触ったら逃げられない、という意味で、ゴキブリホイホイとかに似てるかもしれない。
          で、イメージしてもらいたいのは、
          部屋に適度な量のゴキがいた時は、90%捕まえました~とか言えるかもしれないけど、
          あまりにも多すぎたら、ホイホイの接着面がゴキで埋まってしまって、残りの連中は捕まらない。
          また、部屋にたった一匹だったら、そいつを捕まえられる可能性が9割、とはいえないと思うのだ。
          もっとも、イオン交換水のイオン交換樹脂もその点においては同じかもしれない。        
 
フィルターを通して除去する
      ほぼ水だけを通す微細穴を持つ半透膜を、加圧状態で逆浸透させて使う(←逆浸透膜と呼ぶ)。
      逆浸透膜、サブナノメートル(~0.5nm=0.5/1,000,000mm)の穴に対して、
      水は0.3nm、ヨウ素セシウムの微細粒(空気中に浮遊してる時)は0.1μ(=0.1/1,000mm)程度、
      (ヨウ素自体は0.13nm) セシウムは水に溶けやすくてイオン化してるから、通り抜けちゃうかも。
 
      病院とかに置いてあるウォーターサーバー(でっかいペットボトルが逆さに刺さっているアレ)も
      逆浸透膜を通した、RO水(純水)。韓国だと、ほとんどの家でこれを使っているらしい。
      ミネラルウォーターを逆浸透膜でろ過したものとか、http://www.alpen-purewater.com/
      スーパーだと水道水をろ過したものが購入できる。http://www.teraoka.co.jp/product/other/ecoa.html      でも、0.1nmの超微細フェルターとなってるんですが、そのままじゃ水分子通りませんぜ(笑)?
            *逆浸透膜のフィルター穴径は、平均値だしフヨフヨしてるので、透過するのだろうが・・・・・・
 
 
汲み置きして放射能が下がるのを待つ。
      水道水の中に混入していたのは、ほとんどヨウ素だったので、
      8日間で半分、二か月もたてば放射能はゼロになる。
      料理に使う水ならば、汲み置きして(細菌が増えないよう)冷蔵庫などで保管するのも良いと思う。
 

         
  
     結局我が家では、
     ダイレクト飲料には、(もともとそうなのだが)ペットボトルで購入した水。
     お米を炊いたり、スープや、お茶などの調理用にはスーパーで⑤の逆浸透膜を通した水。
                              (紫外線殺菌もしてあって、4リットル40円)
     麺類を茹でるには⑥の汲み置きの水道水を使ってます。