放射性物質の排除 II 食べものについて
自分の手元でできる、体内の、内部被曝となる危険の排除のまとめ、その② 食べ物について。
研究所には、化学屋さんも物理屋さんもいて、ついでに医療関係のわかる人達もいるので、
彼らから聞いた話をまとめて書く。 (他にもあるだろうとは思う。)
信用している研究者の発言であることで、かつ、論理に矛盾をきたさないという理由で、
元データを検証していない事を付記しておく。
その①の水に関しては、こちらの記事をどうぞ。 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/34563969.html
<食物からの取り込みを減らす、食物を使って取り込んだものを排出する>
まあ、情報を良く見て、放射線量が高いものは、食べないにこしたことはないのだろうが。
自粛要請したって、罰則はないから、市場に出回ってるものだってある。
販売店に産地を詐称されれば、チェックするすべもない。
栄養面で摂取したほうがいいものもあるだろうし、報道での放射線量が同じでも食べ方で変わる。
①まず、よく洗う。
花粉症の花粉みたいだと言われるくらいなので、まずは洗い落とす。
新聞紙に包んで冷蔵庫で二週間くらい保管してもいいかもしれない。
海藻を食べて、甲状腺をお腹いっぱい(←変な言い方だが満室のホイホイよりはまし)にしておくと、
放射性ヨウ素を取り込みにくくする効果がある。
日本人はもともと海藻を食べるから、特に意識しなくてもいいっていう話もあるんだけどね。
③カルシウム不足をなくして、ストロンチウムが身体に蓄積しないようにする。
日本人が知らず知らずに(おにぎりの海苔などから)蓄積しているヨウ素に比べて
西洋人よりカルシウム不足の傾向がある。
その結果、(カルシウムと似ている)ストロンチウムを身体に取り込もうとする。
ストロンチウムは大気に飛散したら回避不可能だとか、
摂取した20%が骨に溜まって骨ガン、骨周辺軟部組織ガン、白血病の可能性が高くなるとか言うから
牛乳でもせっせと飲んで、小魚食べて、カルシウム不足を回避しておく方が良いかも。
でも、牛乳はお店から不足している地域もあるし、
小魚が海で放射性物質を貯め込んでる場合もあるんだよね・・・・・・・・
④海藻を食べて、放射性物質を排出する。
ワカメなど褐色の海藻に含まれるアルギン酸ナトリウムは、放射性ストロンチウムや
カドミウムなどを吸収して排泄させる。
アルギン酸ナトリウムというのは食物繊維で、海藻のヌルヌルした所に含まれているそうな。
だから、(過剰摂取もよくないけれど)適度に、海藻を食べるのはいいんじゃないかと思うんだ。
それに、海藻って両刃の剣で、体内の放射性物質を吸収しやすいっていうことは
海でフヨフヨしている時点で、放射性物質に曝されたら、それを貯めこんじゃってるっていうことで。
海底に沈んだ放射性物質を、海藻が濃縮してる可能性もあるわけで、
その割には海藻に対しては放射線量の規制値って決まってないんじゃなかったっけ?
ワカメなんかは長期保存の干したのを売っているし、産地と採取時期を見て購入するのかな。
⑤バナナを食べて、セシウムが身体に蓄積されるのを防ぐ。
排出されるのが速く、悪影響を及ぼさないとかって報道もあるけど、ろ過しにくいし、
カリウムといえば、バナナだとか干しブドウだとか。
たとえば離乳食でバナナを食べさせすぎると、カリウム過多でよくないのだが、
子供がおやつにバナナを食べるのは良いかも。
そんなこんなで、年間のカリウムからの内部被ばく線量は、
放射性物質の蓄積を抑える①③⑤は、いつ食べておいてもいいわけだけど、
放射性物質と結合して、体外に排出する④については、
少量ずつ常に食べておくのがいいのかな。
情報を調べて、食物の放射線量に注意を払い、葉物などをよく洗うのはもちろん、
気休め程度かもしれないけど、ワカメのお味噌汁の回数を増やすとか、
子ども達にはちゃんと牛乳を飲ませるとか、
大きくなってきてから食べる機会の少なくなったバナナをおやつにするとか、
ちょっとづつ、気をつけようと思っています。