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ふざけてんのか?

カテゴリー その他災害ではなく、人災というのを作って欲しいと思う今日この頃。
 
小佐古内閣官房参与 抗議の辞任: 
   『容認すれば私の学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない。
    年間20mSv近い被ばくをする人は原子力発電所放射線業務従事者でも極めて少ない
    この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、
    私のヒューマニズムからしても受け入れがたい』
 
庭利用基準、変更せず=年間20ミリシーベルト―細野補佐官:
   『われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会
    年間20ミリシーベルトが適切と判断している。政府の最終判断だ
 
校庭利用基準 安全委開かず:   
   福島第一原発事故について政府が設定した校庭利用基準を検討する際、
   原子力安全委員会(班目春樹委員長)が正式な委員会を開かず
   2時間弱で「差し支えない」とする助言をまとめ、国の原子力災害対策本部に回答
 
「場当たり的」批判、官房長官は「誤解」強調:
   『20ミリ・シーベルトまでの被曝(ひばく)を許容したものではない。明らかに誤解している』
 
そこまでを許容するものではない限界放射線量って、どんな基準ですか?
 
 
ちなみに、お抹茶BOY の学校は、今年度から校長先生が変わった。 教育委員会歴十数年の謎の人だ。
新年度にPTAから新任の先生にアンケートを出して、回答を広報誌に載せるのだが、
「何をやって、今更現場に来たんですか?」 と、聞こうというブラックなお母様がいて (←私ではないっ)
やっぱまずいだろうとかなんとか、議論が紛糾したのだが、
 
そんな彼の名言(迷言)
   『警報が鳴っても、マスコミが何を言っても、委員会からの連絡がなければ何もしてはいけない、
    それが、公立の学校なんです』
 
前任の校長は現場の判断と融通の出来る人だったのだが、
こういう連中は、20mSvになるまで放置しちゃうだろうな。 
            でも、それもある意味正しくて、判断基準にするのが、限界放射線って言う値なんだよ。
 


 
私は小佐古教授を直接知らない。 
東京大学教授で、原子力が専門という事なら、チャンスがあっても近付いて行こうとはしなかっただろう。
 
純粋に (政治色や現状がなかったとしても) 専門家の中で意見が分かれるのもわかる。
ただ、今回は、専門家の意見のぶつかり合いが、そのまま人の命を脅かすか否かにつながる。
よりいっそう本気で議論して、主張根拠と主張根拠をぶつかりあわせて、
最良のポイントを探りださなければならなかったのではないかと思う。
 
だから、一番上にリンクした、教授の会見時の気持ちは、なんとなくわかる気がする。
参与のまま、反対意見を出して出して出しまくり、辞任でなく上から罷免されるのを待てば、
菅総理大臣の受ける痛手も、今以上に大きかっただろう。
専門家ということで、内閣官房参与に任命しておきながら、不都合な意見を出すと罷免という事になるのだから。
 
教授はそこまでしたかったのではないか、とも思う。
抗議の行動として辞職しても、次は議論の場に乗れない。(もともと、聞く耳持たなかったっていう話もあるけど) 
それは、とてもとても心苦しかったのではないだろうか。
これからは見張れない、抗議行動は一度で終わってしまうのだから。
 
でも、反対意見を言い連ねて、罷免になったら、きっと研究室や大学に迷惑をかけてしまうのだろう。
それは、避けなければならない立場の人だったのだと思う。 気の毒に。 なんて気の毒なのだろうと思う。
今は、それ以上のことは書けない。
 
 
だから、私は、自分の子供は、自分で守るしかない。
放射線量があがったら、先生にうながされても休み時間に外に出るなと教えよう。
幸い彼は心臓病のおかげでハイリスク児なので、あんな校長でも特例を許す理由に出来るだろう。
どうするべきか知らない。
どのデータが正解で、どのデータが意図的で、あるいはどちらも意図的ではないけどパラメータが違ったり、
と、今、専門家で被ばくや危険率の結論を口にできる人は居ないだろう。
いるとしたら、それは本当の意味の科学者ではない気がする。
 
少し前に、放射性物質の排除の記事を書いたが、これから、何年そんな環境が続くのか、
福島原発付近、また、その外周何十キロの人達は、一体どういう思いをしているのか・・・・・・・・・・・・・・
いや、このくらいの放射線、全然影響ありませんでしたよ、っていう結論に、
50年後になるかもしれないことは分かるし、そうあってほしいとも思うんだけどもね。
 
ほら、生物系って、構造材料の人たちがやってるような加速実験ができないじゃん。
 

 
私には、中国人の親友がいる。 
職場の中で長らく一番仲の良い人だった (←もっと親しい人が出来ただけで、仲が悪くなったわけではない)。
彼は天安門の時に学生で、だから中国政府には不信感を持っているけれど、
日本政府と、日本の社会に対しては、(我々より遥かに) 信頼を寄せている人だった。
 
  「自分で調べないとダメだよ。報道も、政府の判断もあてにならないから」 と、笑う私たちに、
  「そんなことはない!」 と、抗議していた。
  「自分の部下の中国人にも、日本政府のいうことに嘘はないから、安心していろと言っている」 と。
 
食物の放射線基準で、先日、他の国と比較したようだ。 基準値が変わる事にも、気付いたようだ。
 
  「日本の基準って、こんなものだったのか?」 
 
・・・・・・あんなに日本びいきの彼の信頼を失ってしまった罪は、重いと思うぞ?
 
 


                        昨夜、というか今朝の5時過ぎまでかかって、学会準備が終わったので、
                        書きたかった事を書き始めたが、ぜんぜんまとまりませんでした★
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