映画鑑賞録 『イーグル・アイ』

テレビでやっていたので、なんとなく見ました。　イーグル・アイ　http://www.eagleeyemovie.com/intl/jp/

 

とてもスピード感があって面白かったけど、

犯罪予測プログラム的な非人的警察組織の暴走、というネタ的には、

広い意味でマイノリティリポートと同じような感じかなあ。

その前に、壁全面がコンピュータって雰囲気は、「2001年」　のHALに似ているような。

うん、人間の命すら、まったく考慮せずに、自分の導きだした正しい事を遂行しようとする姿勢も、

HALと似ているかな。　

HALがとても柔らかくて、暖かい声だったのに対して、

イーグル・アイは女の声で、不愉快な喋り方にしてあったけど。

 

で、良くわからないんだけど、とってつけたようなラストは、

演奏会で撃たれた（主人公の）ジェリーが、実は生きてたってことなんだろうか？

スピルバーグの原作なら、もうちょっと考えてあるような気がするんだけど。

それとも、（撮影の仕方で、どっちとも取れるようにした可能性はあるけど）、

冒頭で死んだはずのイーサンが、死んでいなかったっていう可能性を入れたかったんだろうか………・

 

最後に生きていたのを、イーサンにするか、ジェリーにするか、

ストーリーとして破たんしているのは、どっちだろうか？

 

ま、どっちにしても面白かったから、いいんですけどぉ。