ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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だいたいの問題は出切ったと思っていたのだが

研究所で仕事をする時、私は旧姓を使っている----
 
論文を書く時、旧姓を使う。
予算申請をする時も、旧姓を使う。
旧姓にしておかないと、それまでの研究とのつながりがわかってもらえなかったり、
旧姓で行った過去の研究テーマとバッティングして、
その延長であるテーマの新規性が、説明しにくくなるからだ (他人の研究の後追いだと思われてしまう)。
 
学会役員などの仕事をする時も、同様に、旧姓を使う。
業界で知られている名前は、論文を書いている時の名前であり、発表や講義を行う時の名前だからだ。
 
最近、多くの大学が旧姓使用を認めていて、当たり前の様に旧姓を用いて授業をする事が出来る。
小説家や芸能人が、そのペンネームや芸名で講義をするのに似ている。 
ただ、給与の振込だけは、本人名義の口座にしなければならないので、
銀行が戸籍名で口座を作ることを推奨している以上、これは戸籍名での登録になる。
 
特許申請についても、戸籍名で行わなければならない。
幸い、旧姓で申請した特許がなかったので、他の自分の特許とぶつかる恐れもなく、
よって、特許関連の書類は、戸籍名を使っている。 
 
  特許に引っかかる人(女性)は意外に多くて、夫婦として同居してても婚姻届は出さず、
  子供が生まれるときだけ入籍して、数か月でまた離婚をする、という事を繰り返している人もいる。
  夫婦別姓を声高に支持するわけでもないが、彼女たちの苦労を思うと、どうにかならんのかな、とも思う。
 
もちろん子供の保護者としては戸籍名を使っているし、保険証だって、パスポートだって戸籍名だ。
私が入籍して夫の名字を選択したのだって、そっちの方が現在の日本では暮らしやすいだからだ。
上記のとおり、職場では、旧姓、というか通称でOKだし。 (性同一障害で、女性名を使っている男性もいた)
ああ、そういえば、研究所は身分証も、旧姓だな……… 
職場の身分証を身分の証として使ったことがないので、何もトラブルはない。
  
そういうわけで、
何に旧姓を使って、何に戸籍名を使うかは、私の中でも、職場の中でも、もう確立していて、
今更、混乱したり困ることはなにもないのではないかと思っていた。
 
 
が・・・・・・・・・
 
ここ数年で、いろんな学術学会が、法人化した。 公益社団法人とか、一般社団法人とか。 
                     (研究所だって、独立行政法人、大学だって大学法人なんだが)
そりゃあね、法人格がないと、誰かが遺産を寄付したいと言っても、それを受け取ることもできないからね、
そのほかにも有利な点がたくさんあるから、法人化が進んでもおかしくない。
 
で、その結果・・・・・・・・
 
法人化した学術学会は、法務局に役員の登記をしなければならないのだそうだ。
役員は戸籍証にある名前と住所を書類として提出………と言うあたりで、気付いて学会の事務局に言ってみた。
「私の戸籍証は、婚姻後の戸籍名(夫の名字)なので、 この名前じゃないですよ?」
         知ってたはずでしょ、あなた達。 学会の用事で出張の時、戸籍名の口座に振り込んでくれたでしょ。
「え………」  ←今まさに登記書類を作ろうとしていた学会事務局さん
         どうすんのよ、法務省がダメだって言ったら、印刷物や新しい役員名簿や名前書きかえるの?
 
法務局と、文科省と、内閣府の担当者(役員変更などはここに問い合わせているらしい)に
問い合わせ中、と言ってたけど…………大丈夫なのかな
あれもお役所ものの身分証でもあるけど、旧姓で作ったパスポート、戸籍名と違ってても、使えるよねえ?
小説家なんかは、ペンネームの方が有名だと思うけど、出版社の役員になる人とかいないのかしら?
 
 
久々に、文科省以外とやりとりがあるな  
 
               明日までには、回答が出ているといいなあ  ← ほぼ他人事。