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(クラクフ)学会サービスその2 ヴィエリチカ岩塩坑

すでに、ドイツに移動してきて、連日友人達に捕まっているゼブラです。
 
研究所に、何人か日本人が滞在しているようで、びっくり。
こっちの研究所で、日本語を喋るチャンスなんて、ほとんどないと思ってたんだけどな。
だいたい、緯度が同じとは思えないくらい、めちゃ寒だし。
 
     (ドイツだって月曜日までは温かかったそうで、で、ついでに、クラクフとフランクフルトは
      同じタイムゾーンでありながら東西に離れているので、実質時差が2時間くらいあると思う)
 

 
さて、クラクフ最後の夜は、ソルトマインへのエクスカーションでした。
クラクフから15キロくらい離れた、ヴィエリチカという街の岩塩採掘場のあとのツアーに行ってきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%AB%E5%B2%A9%E5%A1%A9%E5%9D%91
 
塩の壁の中に作られた、300段以上の階段で地下150メートルまで降りて、
そこからもっと下(300メートルくらいまで)の採掘跡を見てまわるのですが、
35人ずつのツアーで、数分おきに出発するものの、
学会関係者だけで200人くらいいたので、ほとんど貸し切り状態になってました。
 
以前、コニーさんに岩塩ランプを教えてもらったのですが、
専門用語満載の学会関係者用の説明によると、塩の結晶は、可視光領域のwave guid(導波路)になっていて、
だから、壁に懐中電灯を押し付けると、その周りの壁がぽわーっと光る。
それから、木で支えている理由や、白く染めている理由もいずれも納得できるもので、
塩が巨万の富を作っていた時代には、先端技術の粋を集めて採掘をしていたのだという事がわかります。
 
まあ、そんなことはともかく、岩塩のシャンデリア2(ガラスのかわりに塩の結晶を使っている)は美しいです。
 
イメージ 2
 
世界遺産に登録されていて、良い観光産業の一つになっているので、
いくつも残る採掘跡の部屋た、美しい礼拝堂になっていたり、
地下の湖をライトアップして、ショパンの曲を流していたり。  ←まるで別世界の様です。
    でも、まあ、この水が、産業用採掘ができなくなった理由でもあるんですけどね。
 
バンケット会場は、だいたい半分でこんな広さです。(二階席に上って撮影したのですが……)
 
イメージ 1
 
これも地下にいるとは思えない、凝ったポーランドメニュー。
同じテーブルに、何名もヴェジタリアンがいたのですが、
さっと対応できるのは、それだけヨーロッパにヴェジタリアンが多いからなんでしょうかね?
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
帰りは、8人乗りX3フロアの
籠の様なエレベーターで、一気に地上へ。
 
今は、地下でも携帯は通じるし、電気もふんだんにあるし、
何より典型的な観光地なわけですが、
さかんに塩を採掘していた時代には、
きっと事故もあったのではないかと思います。
 
だからこその礼拝堂なんじゃないかな、と、思います。
 
ポーランド人は、とても勤勉なように見えるのだけど、
ドイツっぽいテクノロジーと、その勤勉さと、
でも、ドイツに比べてとても物価が安くて(ある意味貧しい)。
 
歴史に疎い私でも、
少しだけ、チクリと来るものがありました。
学会で、常時フランス人グループといる羽目になったのは、
そのチクリ感から逃れようとしたわけではないですけどね。
 
 
来年は、この学会、バルセロナだそうです。
バルセロナも、楽しそうだなあ………  <<学会会場の国で、参加学会を選んじゃいけないんですけどね