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ブッキング

今日はお抹茶BOYの運動会でした。 
朝早く起きて、以前フジさんに教えていただいた、まっ黒くろすけおにぎりを作りました。
 
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なんでやねん、って顔をした、おにぎりのある理由は…………、
どんなにうまく調整しても、多くの学会や役員会議はこの季節で。
運動会も学園祭もこの季節で。
どうがんばっても重なるし、だから週末は時間を区切って掛け持ちするしかないんだよね。 
                                                 なんていう、鬱憤の表れで。

でも中学生になったら、運動会のお弁当も友達と食べるようになるから
(小学校3年生の抹茶との)チャンスはあと三回か四回か……そのくらいだと思うんだ。
だから、なるべく長く運動会にいて、ちょっとした罪悪感とともに、学会の役員会に向かう。
うん、こっちの仕事はまだまだ続く、もっと増えるに違いないし……、
そう考える私は自惚れているんだろうな、と自嘲したりなんかする。
                             ゼブラ@丸の内線にて、去年もそうだったな……と、思う。
 
                   
 
役員会は役員会で、いろんな課題がやってきている。
K国の同領域の学会が、共同学会を開きましょう、と持ちかけてきているそうだ。
日本のS学会に既に声をかけたが、芳しい答えがなかったから、そっちに声をかける、と明言している。
S学会が断った理由は少なくとも私は想像ができる。
 
昔々、私が学生の頃、山崎俊平という研究者がいた。
特許取得件数世界一で、ギネスブックに認定されている人で、
彼の作った会社は、ライセンス供託の会社で、世界各国での特許侵害訴訟が多い。
彼が会場にやってくると、学会での企業系発表者が、ぴたりと口をつぐむ。
発表を聞いて、自社のものとして特許申請されてしまう事が、皆無ではなかったからだ。←遠慮がちに言っても。
製造業同士なら特許と特許で防衛し合うことも可能だが、彼の会社は、特許が商品である、それもできない。
K国と共同学会を開いたら、あの時期の悪夢がもう一度やってくるのではないか、と、思う。
                    (ただし山崎氏が並行してどういう活動をしていたか、
                     彼が結果的にどれだけ日本企業を鍛えたかは、wikiにあるとおりだ)
 
K国の共同学会のお誘いには、オマケがあって、「A国が誘ってきたから、一緒にやりませんか?」 である。
一方、S学会からのリークによれば、
          「S学会A国に押し切られて、研究者交流の打ち合わせを始めている」、そうな。
数の論理だと、研究者人数の多いK国を利用するのは悪くはないし、
A国が絡んでいるのなら、いったんはK国をかわしたS学会も、歩調を合わせてくるのではないか。
                  ……………思惑はいろいろである。
 
上記の様な国際会議を日本に呼び込む話では、それなりの額の予算申請と、その対策も話し合われる。
これまで、当学会が予算を獲得した時の申請額の内訳と応募書類が参考資料として配布される。
私の立場だと、これが一番の勉強になることは言うまでもない。
 
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こういった会議の多くは、東京大学で開かれていたりする。
運動会、もう、終わったよなあ、などと考えながら、家からも見えるスカイツリーを眺めた。