ストーカーサービス

タイトルほどインパクトはないと思うんだけども。

 

映画　『スニーカーズ』　の冒頭で、主人公達は銀行から大金をだまし取る。

実はそれは銀行のトップから、自行のセキュリティの脆弱性をチェックするために依頼された仕事で、

このくらい、この部分が弱いですよ、と伝えるための、彼らの仕事の一環だった。

 

確か英国の空港でも、対テロセキュリティのチェックを、

実際に武器を持ってゲートをすり抜けることで行っていた気がする。

おとり捜査、というのとは違うかもしれないけど、現場は、すごく嫌なんじゃないかと思う。

 

私は一時期、趣味のストーカーみたいなのにネットで追いかけられていたことがあって、

メールの送ったときのサーバーの情報や、ほんのちょっとしたブログの写真や、ボードでの会話から、

居場所を割り出されたことがあった。

特に変わったテクニックではない。　やるかやらないか、やる時間のある暇人かどうか、

あるいは相手にそれだけ興味を持っているかいないかだけの問題である。

 

当時は、テクニックがあるのはそれなりにまともな連中だったし、

そいつも改心（？）してくれたから良いようなものの、

そういう奴が悪意を持って追いかけた来たら、と思うとぞっとする。

 

さて、すでに改心していて時折メールをしてくる、この元ストーカー君は、

時々、冒頭のスニーカーズと同じことをする。防災訓練みたいな感じだ。

 

　　「この間のセミナー紹介、そのままにしておくと、あなたの発表だとわかっちゃいますよ」

 

　　「mixiと、リンク先を組み合わせると、３ステップくらいでそちらの研究室にたどり着きます」

 

　　「……………」　（怒鳴りつけたいし説教したいのだが、助かるのも事実なので沈黙するしかない）

 

で、ストーカーのニュースだの、ツイッターの写真から情報が漏れた、というのを聞いて、思ったわけだ。

 

個人情報のセキュリティの脆弱性を外部からチェックするサービス

が、あっていいのではないだろうか？

 

・ブログのURLのみでスタート。

・ツイッターのみでスタート。

などで、本人の個人情報に、何時間でたどり着くか、その理由は何で、どこがまずいのか。

 

そんなことを、調べてもらえたら、自分が気をつけるべき情報の漏れどころがわかる。

住所のわかる写真をアップロードしてしまいやすいとか、

ブログとツイッターとがリンクしてて、両方読むと誰だかわかっちゃうとか、

yahooオークションとブログを両方やってる人なら、

オークションで落札されると、住所や金額振り込みの口座、名前が、知られちゃうとか。

 

だれか、そういうサービス、はじめませんか？

自分の評判を、探偵社に調べさせる人がいるくらいだから、需要は多いと思うんだけどな。

探偵社と同じで、信用が第一だから、はじめは低価格で信用を積んで行くしかないんだろうけど。

 

 

そういえば、映画情報サイトで知り合った人が、

フリーアドレスを使って気が大きくなったのか、ふざけたメールを送ってきたので、

（ヘッダについたプロキシサーバーの情報から会社名調べて）　

「○○社は仕事中に、こんなメール送ってていいんですか？」　と送りかえし、ビビらせたことがあった。

 

どうしてああいう事をするのか理解しがたいが、

他の人たちに対しても別の仕事と職業を言っていた様子で、

それ以降、完全に沈黙したまま映画サイトからも消えた

 

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…………………読みもののない新幹線は、暇だわ。