読書録 『ビギナーズラック』
徳間文庫 今野敏 『ビギナーズラック』 読了。
乗り換え駅に新しい書店ができたので、発作的に入ったものの、
読みたい本リストも持っていなかったので、今野敏の軽そうなのを買ってみた。
短編集で、
暴走族に絡まれて、やむなく対抗、結果的にやっつけちゃう 「ビギナーズラック」
音楽漫画テイストの 「テイク・ザ・ビー・フラット」と、「波まかせ」
『隠蔽捜査』につながると思われる、最近の作品 「公安の仕事」
軽そうなのを買ったから、まあ、仕方ないのだが、6篇あって、30分で読了。 一作5分か.
時代的にちょっと古いが面白くないことはないし、痛快だし、破綻もしていないし……・でも、何だろう?
なんとなく、小説雑誌以外の週刊誌などに、小品として載っている短編の様な、そんな希薄な印象がある。
6編中4編に、臨場感あふれる格闘シーンやら暴力シーンやらが出てくる。
それでいて希薄なのか、と、突っ込まれそうだが、
明るい花村満月と言おうか、草食系のハードボイルドと言おうか、いや、そのどっちともいえないんだが………
上手く説明できない
損をした気にはならないと思うので、興味がある方は読んでみてください。
………明日から出張なので、新幹線の中で読むつもりだったのに……読み終わっちゃったよ・・・・・