（京都）新撰組に呼ばれた？
神戸で学会があったので、帰りがけに大阪の共同研究者と打ち合わせ、
ついでに、京都大好きな娘が、週末に遊びに来たいというので、一日、京都に寄り道をしてくることにした。
京都には、昔、研究所の秘書をしてくれていた人が、別の大学のスタッフになって住んでいる。
娘も彼女に懐いていたので（昨年の修学旅行の時は会えなかったらしい）、ついでに会わせて、
京都の大学を志願している彼女の、受験勉強のドライビングフォースになればよいかな、と。
京都駅で待ち合わせたのだが、あいにくの土砂降り。
乗り換えを聞いた地元のおじいさんが、
京都の歴史（新撰組なんかの時代？）を調べ直すクラブに入っているとかで、
壬生屯所遺蹟や壬生寺までのショートカットを教えて、しかも、今日は暇だし、と、同行してくれる
壬生寺や、前川邸、個人宅で公開されていない蔵なども、外から説明してくれて、
結果的には娘は大満足だったらしいのだが、
実はそのあたりはすでに修学旅行の自由行動で訪れていたから、第二候補だったのだそうだ。
曰く、「新撰組に呼ばれた」 「ここまで来たなら、ちゃんと挨拶しろってことだと思う」 のだそうだ。 オタク…
おじいさんは説明するだけすると、ごゆっくり、と去ってしまったのだが、
夕食の場所を探して歩いている時に、おじいさんが教えてくれた池田屋の後の居酒屋さんを見つけた。
看板を見て走って、石碑（？）を見て感激した娘は、それでもメニューのあまりの当り前さに、入店を断念した。
結局他のお店で湯豆腐をいただいて、湯葉好きな娘は満足したようです。
宿に関しても彼女はこだわりがあって、和室の旅館がいい、ということだったので、
しかも紅葉季節の京都は思いっきり込み合っている。
やっと見つけた空室がこちら。
純和風♪ 門から玄関までのちょっとした石畳とか、小さな中庭とか。
中庭の周りを回るように、二階に上がっても、中庭が見下ろせて、とても素敵でした。
翌日も、ときどき雨がぱらついてはいたのだが、晴れ間が出たので、嵯峨野方面、
それから、太秦の映画村に。 http://www.toei-eigamura.com/
メインは嵯峨野の散策をしたかったらしいが、映画村でチャンバラ指南をしていた（画面では背中）、
“杉山さん”と呼ばれていた役者の太刀筋がカッコいいと、ひたすら張り付き。
あとで一緒に写真を撮ってもらったり、あとで名前を検索したり、と、惚れ込んでた。
？ 時代劇の家並みは、とてもリアルで、本当にその時代に巻き込まれた気分なのだが、
私は家並み自体より、京都の商家の暖簾をくぐると向こう側は吉原の通りに繋がっていたり、
周りで実際の撮影をしていたり、と、そういうセットスペースの使い方や、
映画撮影側の仕事を垣間見れるのが、面白かった。
撮影と、セットの公開を同時に行う事、観光客に少しの間、カメラフレームから外れてもらって、
でも、目の前で時代劇扮装の役者が切り合っている…………観光スポットとしては、大成功なんじゃないかな。
太秦映画村に長居をしてしまったので、嵯峨野はすでに超満員。
こちらも混雑していたが、娘は目標のお土産屋さんの場所をちゃんと覚えていて、直行したので、事なきを得た。
目標の土産？ ……漬けものでした。
修学旅行の時に、女子中学生みんなで気に入ったらしく、友達の分も購入してました
渋すぎるよ～
………荷物はホテルに預けておいたので、身軽でしたが………
ひたすら歩いたので、私は疲れました。
そして、明日から仙台です。 嗚呼、学会シーズン。
