映画鑑賞録 『地球が静止する日』

キアヌリーブスの方のリメイク版、『地球が静止する日』　http://movies.foxjapan.com/chikyu/

金曜ロードショーです。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一度見たことがあったけど、ほとんど忘れていたので再鑑賞。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　静止の字が間違ってました★　やめろぉぉぉっていう　制止じゃないのね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いや、宇宙人を制止する日、かな

 

キアヌ=リーブスについてはこういう役が好きなわけじゃないんですが、

こういう役、似合いますね　

 

冒頭の、地球の代表（国連であるべきか？）に会いたい、といった宇宙人に、

自分が代表として交渉しようとする米国国防長官は、実際にもこんな感じだろうな、と思わせます。

また、同じ国防長官が、状況を判断して大統領に進言する様子、

で、上手くいかない所もいかにもアメリカ的だなあ、と、思いました。

 

地球を救うためにやってきた宇宙人が、地球を救うために人間を滅ぼそうとする下りは、

ＳＦの考え方としてはとてもありふれて、クラシックなのだけど、

物理学者とボードの前で一緒に式を展開していくシーンや、再婚相手の残した子供と母親の関係の小ネタは、

時代に合わせてそれなりに工夫されていて、楽しめました。

………楽しめたのですが、風呂敷を広げた割に、小さくまとめたというか、

宇宙人に出来ることと出来ない事が極端だったり（それできるならさっき何してたんだよ、的なところが満載）、

全権大使としてやって来たらしいクラトゥは、その判断力でいいのか？　とか、

ここまでお金をかけて映画作って、最終的なメッセージはそれかよ、とか、

先遣隊が70年かけてダメだししたのに、このまま帰っちゃっていいのか、とか、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　突っ込みどころのオンパレードでした。

 

 

ＣＧ綺麗だし、キアヌリーブスも他の役者達もそこそこ好演してたと思うので、

金返せ（いや、テレビ（民放）だから払ってないんだけども）とまではいかないものの、

色々と残念な映画でした、はい。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　しかし、メタリックゴキブリ（←お抹茶ＢＯＹ命名）に滅ぼされるのは嫌だぁぁ。