みんなそれぞれに出世してるよね

神楽坂の東京理科大で会議。

最上階に上ると、東京タワーとスカイツリーが両方とも視野に入る。
ただし、正面に新しいビルが建設されつつあるので、この広い視野も近日限りだろうな。

 

 

もう絶対に縁はないと思っていたのに、
研究所の新人歓迎の飲み会で、私にひどく絡んできた の名前が、会議で出て来た。
面白い研究をしているので、次の会議で招待講演者の目玉にしてはどうか、という。
面白い研究であることは否定しない、まあ、いいだろう。

それより、個人的にもっと面白いと思ったのは、
その新人歓迎会の時に、見て見ぬふりをした直属の上司（：今は転職して企業の顧問）と、、
その時、セクハラ男を弾き返してくれた同僚（：今は別の部署の偉い研究者）が、
いずれも役職付きで会議に参加してるってことだ。

みんなそれぞれに偉くなってるわけで………

 

 

なお、 は、職場の二度目の飲み会で私が手ひどく逆襲したら、（←三倍返し事件）

以来、アルコールの席で近寄ってこなくなった。

よほど懲りたのか、学会などで顔を合わせてもなんとなく及び腰だ。

 

見て見ぬふりをした上司は、その後、大教授が私をかわいがっていることを知り、
急に目をかけてくれるようになったのだが、
少ししてから転職して、アカデミックポジションから出て行ってしまった。

本来なら、元部下だった私たちが、研究所内で上司をバックアップするべきだったのだろうが、
でも、私は彼の仕事を引き受けたいとは思わなかった。

他の人も似たり寄ったりだったんじゃないかな。

　　　　　　　そんな彼と、産学連携で再び縁ができるとは、皮肉なものである。

 

帝大出身の文部技官である も、普段、事なかれ主義で、細かくて官僚風を吹かせる嫌な奴だ。
でも、アルコールが入って、ディープに酔っぱらうと正義漢になる。

に絡まれていた私を、間に強引に入って止めてくれたのも彼だ。

酔った時だけ、持ち前のフェアで紳士な考え方が表に出て、

悪酔いした人を諌めたり、日本の未来を熱く語ったりする。
ついでにマメで世話好きで、末席に移動して追加料理の注文など、率先してやりはじめる。
酔って本性が出る方がいい人になる、というおかしなタイプだ。

下劣な本性を出す人と同様、残念ながら彼も、酔いが冷めると自分のしたことを覚えていない。
だから、同派閥でもないのに、何かにつけて彼を擁護する立場を取る私を、不思議に思っているようである。

 

　　　　　　　………素面の は気に食わない奴なので、教えてやっていない。

 

 

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ほんとうは会合の後に懇親会があったのだが、

せっかくの週末なのに、明日から出張なので（つまり土日ともつぶれるので）、

大阪から来ている友達（←学生時代からの知り合いで、やっぱり役員の一人）に後ろ髪をひかれつつ、

振り切って帰宅し、、、、夕食を作った。

いや、明日から京都だからさ、寄ろうと思えば寄れるし。

 

いつぞや、本厚木の専門店で購入してきたロングマカロニ………

 

 

せっかく長いのだから、切らないで食べようよ、と娘が主張したくせに、

お皿に盛りつけたの感想は　「ホース？」　でした。

でも、ホースのように肉厚で、歯ごたえもしっかりあって美味しかったです。 

 

一応、野生っぽいトマトと一緒に食べました。