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(フランス) シャブリワインにシーフード

2011年のノーベル化学賞、Quasi-Crystal(準結晶)のDan Shechtman教授の講演を聞きました。
とても話の持って行き方がお上手で、感動的なプレゼンテーションでした。
結晶はBCC(体心立方格子)でも、FCC(面心立方格子)でもダイヤモンド構造でも、
対称性は4回対称か6回対称です。
Dan Shechtman教授らは、5回対称の物質を発見し、ノーベル賞に繋がりました。
 
 
イメージ 3
 
5回対称表面のデータを取った時、信じて貰えなくて、論文が何度もリジェクトされてしまったそうです。
他の研究機関に協力してもらって、電顕写真や、STM写真、電子回折の結果が加わって、
初めて論文が掲載されるようになったそうです。
 
でも、実際には5回対称の物質は、(見つかり始めてしまえば)特殊なものではないし、
非常にまれな特別な条件の時に出てくるわけでもありません。
世の中には、5枚の花弁の花など、5回対称のものもあふれています。
5回対称が不安定だとは限らないのです。
 
「他の人たちも、見ていたのではないだろうか?」
 
と、後に、Shechtman教授が他の教授たちに聞いてみたら、
学生が撮影したことがあった、とか、そんなパターンが出ちゃったことがあった、などと、
実は信じられなくて黙殺していた、という話が出てきたのだそうです。
 
Believing in yourself.
 
自分の撮ったデータに自信を持って、おかしいと思ったら黙殺しないで、
そのおかしさの原因がわかるまで、こだわりなさい。 と、おっしゃってました。
 
 
ラザフォードのバックスキャッターと同様、真理への接近の仕方の一つかもしれません。
 

 
昨夜、学会会場近くのレストランで、牡蠣を焼いているいい匂いがしていたので、
本日の夕食はそちらに行ってみました。 
 
ポルトマイヨールの駅のそば、L'auberge dab
http://www.auberge-dab.com/  結構有名店だったみたいです。
 
 
シャブリワインを頼んで、スターターには水牛のモッツァレラと、生ハム(←普通段たので写真なし)。
 
イメージ 1
 
シーフード盛り合わせ。 
 
イメージ 2
 
…………写真に撮るとこの程度だけど、海老3種類と、牡蠣と、サザエの盛り合わせ。
シャブリ・プルミエ・クリュ というのを頼みましたが、すっきりと辛くて、
生牡蠣に合わせると、やっぱりおいしいです。
トロッケン(ドイツワイン)の辛さとは、違いますね。
 
手前の割ってあるロブスターが、普通サイズのロブスターなので、つまり牡蠣がとてもとても巨大。
これで一人分だそうで、オードブルだのなんだの頼んでいたので、4人で分けて丁度でした。
 
 
開店直後に行ったので、座れましたが、普段は予約していかないと席がないかも。