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映画鑑賞録 『七つの贈り物』

どこで観たのかは忘れてしまったが、書いていなかったと思うので、ウィルスミスつながりでもう一作。
 
映画鑑賞録 『七つの贈り物』 
      
物語は、しいて言うなら、幸福の王子、だろうか? ウィルスミスの演技がすばらしい。
 
キリスト教的と言えばキリスト教的なのだが、自分のせいで不幸になってしまった人に近づき、
その人が、真に傷ついていて、また善良な人であるならば、
自分の財産や体(腎臓だの、肺だの)を分け与えていく。
      
いや、ラスト、自殺して心臓を提供するに至っては、キリスト教的にはどーよ、とも思うのだが、     
最後に、彼から臓器をもらった見知らぬエミリーとエズラが出会い、抱き合うくだりは、感涙ものだ。


 
私は白人、アジア人、黒人の順で顔から感情が読みにくくなると思っている。
小学校の頃は、クラスメートの日本人の表情がわからなくて、怖かった。
 
映画の始まるあたりでは、まるでオムニバスのようにいろんな人、いろんなシーンが出てきて、
ウィルスミスが、何が狙いで、何をしようとしているのかわからない。
黒人だから表情が読みにくいのではなく、脚本としても、わからなくように描かれているのではないかと思う。
ただ、彼がとても傷ついていて、悲しげであることだけが分かる。
 
最後の30分で、どんどん謎が解けていくのだが………・
 

終盤のウィルスミスの、絶望的な表情、優しげな表情の、なんと深みのあることだろう。
メン・イン・ブラック」や「アフター・アース」では見らることのなかった、
演技派としての、彼を見ることができたと思う。
                 
あ……・ネタバレしてる