読書録 『やなりいなり』
病弱な若だんなの『しゃばけ』シリーズ、第10弾。
途中、少し抜かしているかも。
いつもはサクサクと読み進むのに、なんだか今回のは回りくどくて、
その割に上手くオチ(解決)に繋がらなくて、読むのをやめようかな、と、思った。
簡単な話で、面白おかしくて、それなのに時々ほろ苦い、というのがこのシリーズの良い所だったのに、
ネタが尽きてきたのかな。
『こいしくて』 と、『あましょう』 は、無理な話を作っている跡がうかがえて、感動しきれなかったが、
この本の中で選ぶなら、『からかみなり』 が好き。
それから、それぞれのお話の頭に、料理のレシピが書いてあるのだが、
やなりいなり(縦長のお稲荷さん)を作ってみたいな、と、ちょっとだけ思った。