ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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久々に、友達と飲んできました

東京駅は黒塀横丁の焼き鳥屋さん。繁乃井 http://www.tokyoinfo.com/shop-249.html
焼き鳥もおいしかったけど、〆の鳥そぼろ丼が美味でした。
 
賑やかしに入れたyoutubeは……ええと、これは昔行ったコンサート(祭?)だと思います。懐かしいなあ。
 
 
さて、一緒に呑んできたのは、応用物理学会へも一緒に参加していた同業者で、
しかも性別も同じ、年齢もほぼ同じ、という貴重な方です。
楽天的で、研究者としては珍しく比較的結婚も早い、という、私と同じタイプのレアケース。
そんなわけで話が合うのと、そもそも気も合うのでしょう、
お互い忙しくてなかなか時間が合わないものの、チャンスがあれば、一緒にバカ話をしてきます。
いや、重い話もしないでもないんだけど、笑い転げて終わり、みたいな。
 

 
お抹茶BOYが生まれた頃からの知り合いなので、何歳になった?みたいな話も出た。
彼女は私が親がかり(実家に育児を頼む)ではなく、シッターに預けて仕事をしていたのを知っていたので、 
このところニュースになっているベビーシッターの起こした事件と、マッチングサイトの話になった……
 
親がかりの子育てには彼女は昔から否定的だったのだが、かといって、「こういう事件があると心配だよね」、と。
事件のシッターは論外だとしても、きちんと認可されたシッター会社でも、まともじゃない人はいるわけで。
 「うちも「チェンジ!」 みたいな連絡して、別のシッターさんに替ってもらうこともあったよ」 と、話してきた。
 
●ベビーシッター派遣会社
娘が小さい時(10年以上前)、関西が本拠地のベビーシッター会社を利用していた。
24時間対応(「明日の朝からお願いします」なんていう連絡が24時間可能、シッターの宿泊派遣もあり)、
法人契約も可能(マンション管理の会社が契約してたので、入会金不要)
時給も3千円弱で、当時としては格安だった。
ところが、この会社、24時間対応と言いながら、夜間は常にお話し中で、電話が通じず、
シッターが時間に遅れてきたり、トラブル(子供の嘔吐)を親に伝えなかったり、
何よりもシッターさんたちの手元に渡る時給は1000円以下の薄給だったので、
良い人は次々にスカウトされて辞めて行ってしまう、という悪循環会社だった。
派遣シッターさんの一人に聞いた話だが、地下鉄が止まって母親が帰宅できない&連絡が取れない時に、
乳児1人を部屋に残して次の派遣先に行ってしまったシッターがいて、大騒ぎになったこともあったそうだ。
 
まあ、東京事務所の支店長(?)は、苦情を言っていくと
 「私はもと、○○議員(←大臣経験のある国会議員)の秘書だったので、
 訴えたければ訴えればいい、裁判なら負けない」
と、冗談にしか聞こえないやくざ風論理で逆ギレをしたりして、
あの会社はつぶれるべくしてつぶれたんだよな、と、思わないでもなかった。
いや、結構大手でしたけどもね。
 
●ファミリーサポートシステム
その後すぐに、区でファミリーサポートというシッターさん紹介のシステムが出来た。
登録したり、そのための説明会に出たり、(窓口が少々横柄だったり)という面倒はあるのだが、
娘が年長(保育園高学年)になる頃から、下の子に至るまで十数年、ファミリーサポートのお世話になっている。
上記のどうしようもないシッター会社にいた派遣シッターさんは、
スカウトして直接雇用とした後、同区居住だったのでファミリーサポートのメンバーに登録をしてもらった。
ファミリーサポートに登録すると、シッターさんは、区で行う救急講習などを受けられるうえ、
もしも何か事故があった時は、シッターさん本人ではなく、区が保証してくれる。
 
区で推奨料金を決めているので、暴利は望めないというが、
子育てが終わって、でもまだ孫はいないという専業主婦だった女性や、
働きに出るのは大変だけど家で預かるのならOK、という元保母さん、看護婦さんが大勢が登録してくれている。
同じ区内の、身分のわかった人だから、お願いする方も安心でもある。
近所のおばさん状態で、なおかつ、区の事故保障がついてるってわけだ。
お抹茶BOYは心臓疾患があったから、看護経験のあるシッターさんが、どれだけ心強かったかわからない。
 
 #TVのコメンテータが、ファミリーサポートの説明で「夜間に預けるのが難しい」と喋っていたが、
 #実際にはそんなことはない。
 #夜間保育可能な人は確かに少ないが、保育を頼む人と頼まれる人の間の話し合いで時間を決めるだけだ。
 #シッターさんの一人から、音楽家の両親が月単位で演奏旅行に出かける時も、
 #ずっと子供を預かっていた、という話を聞いた。
 #少なくとも私のいる区で行っているファミリーサポートは、利用者とシッターさんのマッチング調整に過ぎず、
 #一回目の顔合わせの時に係員(あるいはそのシステムの地域代表者)が同席し、
 #大丈夫となってから、お互いの住所や連絡先を交換させるだけである。 
 #それ以降は本人同士で決めてもらうので、時間帯、連絡の方法なども、ケースごとに違う。
 
 ##TVでは、母親を擁護する立場でコメンテータを集め、
 ##ファミリーサポートは使いにくいから、こういうマッチングサイトを使わざるを得ないんだよ、という
 ##流れにしたかったようだ。 
 ##自治体がやっている“から”使いにくい、という話は、マスコミ好みかもしれないが
 ##その場の勢いで誤認識を広めるのは、まずいのではないだろうか、と、思った。
 
 
●近所のおばさんとか祖父母とか
義理父に言わせると、昔(義父が子供の頃)は、近隣の人が助け合って子どもを育てたのだそうだ。
まあ、今だってそういう土地もあるかもしれないが、
最近の高齢者は元気が有り余っていて、殺人事件は起こすわ、痴漢で捕まるわ、
で、人々がイメージしているような人格者ばかりではない。
口だけ出して、何もできない高齢女性もたくさんいる。
あるとき、近所のお宅にほんの1時間ほど見てもらったら、10倍返しくらいの見返りを要求され、
なおかつ何年にもわたって恩に着せられた、との話も聞く。
 
多額少額にかかわらず、金銭と領収書をやり取りしておくことで、責任と恩の範囲が決まるので、
金銭授受は大事かもしれないな、と、思う。
 
ちなみに、中国人の同僚に話を聞くと、孫の面倒を見るのは、中国の祖父母世代の収入源だそうだ。
子供を親を預けて海外に働きに出て、子供と親の生活費を送るのだ。
一人っ子政策のせいで、実親と義理親が孫を取り合うなんてシャレにならないこともあるようだが、
合理的な考え方の一つではあると思う。
 
●義理母はスーパーレディ
なお、私は実の親や義理の親に、子供たちの面倒を見てもらったことも皆無ではないが、
実の母は実働しない割に口を出しすぎるので、義理母に助けてもらっていた。
義理母は家事に関してはエキスパートで、料理も上手ければ和裁も洋裁も得意、
旅行好きでおおらかで、いつも笑顔でついでに冗談好きというスーパーレディぶりだ。
                    あの母親に育てられて、うちの旦那はよく私を選んだな  いや……まあ、いいんだが。
 
  もっとも義理母は、義理父がマザコンで、現役育児中の彼女を苦労させたらしいので、
  義理父の  「俺の母はこんな風に俺や弟たちを育てた、こうすべきだ」 という懐古的妄言を、
  「昔はよかったんですね」と、切って捨てる私が痛快らしく、大喜びで味方をしてくれる。
  義理父は私に否定されることよりも、同じ考えだと思っていた自分の妻が、(←「誤解だわ」、と義理母は言う)
  自分ではなく嫁の言葉が正しいと主張することに、多大なショックを受けているようだ。
       「私は本当は仕事を辞めたくなかったの。育児には協力するから、貴女は続けなさいね」
  と、言ってくれるのも義理母である。
 
あいにく、住んでいるところが遠いので、本当にたまにしか子どもたちをお願いすることはできないが、
彼女のスーパーレディぶりは、剣士な娘やお抹茶BOYも同感で、
 「おばあちゃんのほどじゃないけど、これおいしいね」 という言葉がよく出る。
                                  (なお、その次のランクはシッターさんだ)
義理父に毒されている夫は、自分の母がほめそやされるのに対して、
 「うちのお袋は、そんなに特別じゃないよ」 と言うのだが、
 「おばあちゃんが当たり前だと思ってたパパは贅沢。ママと比べてみなよ」  (おいっ何を言う )
なんてことを言われている。
 
旅行好き、習い事好きな義理母は、ファミリーサポートにこそ登録していないようなだが、
彼女のような人たちが、空いている時間を活用しないのはもったいないので、
きちんとしたマッチングを自治体で行っていることを、もっともっといろんな人が活用してほしい、と、思う。

   #ファミリーサポートでも、値段を吊り上げようとしたり、
   #きちんと子供を見られないのにあずかっちゃったり、と、問題のある人もいなくはないんですけどね。
   #事前に、紹介者と、親、シッターさんの三者で面談をするので、 
   #そのあたりも、ちゃんとしているところかと思います。
   #それが面倒で、他の緩いマッチングサイトにいっちゃう人もいるのかもしれないけど。
 

 
話が流れてしまったが、育児とか介護とか、それから研究と雑務と、学会の仕事の配分とか、
同業者と話すことは、大体共通で、大体同感である。
これからは、働く女性たちが自分たちの親世代の介護をどうするか、という問題も出てくるのではないかと思う。
子どもの育児休業は、(子どもは育って手がかからなくなるから)2年とか、3年と限定することができるが、
介護に期限の目安はない。
介護の期限は、「いつ亡くなるのですか?」となってしまう場合だってある。
そんな書類は書きたくないし、そんな期限は考えたくないだろうが……
 
政府はどう対応するつもりなのだろうか、と、ふと、2人で考えこんだりした。