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(マドリード) ソフィア美術館&フラメンコ鑑賞

国際会議の最後の講演が、4時20分に終わった。
来年の学会会場はオーストラリアだと聞いていたのに、オークランドだそうだ。
                                                          ニュージーランドじゃん
いや、「オーストラリアとニュージーランドなら隣だし」、というが、その違いは私には大きい。

とまあ、来年の会議に参加するかどうかは、来年考えることにして、 よしっ 『ゲルニカ』を見に行くぞ

リーナ・ソフィア(ソフィア王妃芸術センター)には、ピカソの『ゲルニカ』をはじめ、
ダリやミロなど近代美術のめぼしいものが集まっているのだ。

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巨大だ…… ルーベンスとはまた違った意味で、襲い掛かってくるような迫力がある。

注: この少し前に、見たことのないダリがあったので、横にいた係員に、「写真いい?」 と聞いたら、
    「フラッシュたかなければ、この美術館はOKだ」 といわれてたので、
   ゲルニカも撮影しちゃったんだけど(↑の写真)―――-めんなさい、こっちはダメなんだそうだ
 
   
   ……ダリは良くても、ゲルニカはダメなのね。 

    「うん。【ゲルニカ】 だからね」 
    「写真、消しましょうか」 と、聞いたけど、
   係員のお姉さんは  「まあいいわ。だって 【ゲルニカ】 だもん」、という感じだった。
   撮影禁止の表記がなかったからかなあ。


この絵の制作風景の写真が飾られていて、牛と太陽の様だった図柄が、
途中で一部消されて、馬が中央に、太陽が電球に、という変化を示す。
書き始めた時よりも、ずっと禍々しく、苦しい主張が強くなっていく………

この絵の左隅にも書き込まれている、子供を抱きしめて叫ぶ母親がモチーフの絵が、隣の部屋にもあった。
アングルなどはほぼ同じだが、子供の目がうつろで灰色になっていて、死んでいるのがよくわかる。
ピカソは実際にこの光景を見たのだろうか……



美術館を出た後、7時少し前に、同じ会議に参加していた韓国人の学生さんを見つける。
教授もその辺にいる、という話だったので、急遽フラメンコを見に行くことにする。

Flamenco Cantares Madrid というお店が、ホテルからも近くてよさそうだったので、予約する。

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フラメンコステージとワンドリンクで35ユーロということだったので、1,2曲踊るだけだと思っていたのだが、
しっかり1時間、迫力あるステージを見せてもらった。
日本で見たことはあったが、(その時は一人の人のステージだったし)、今回のものは別格だ。
エストなどとても細いのに、ダンサーたちは重量級で、エネルギーがあふれ出ている感じだ。
引き込まれるのか、一緒に踊っているみたいに疲れた、と、だれもが言っていた。

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ここのお店、穴場かも

なお、我々が座っていたのは、お店のHPに出ていた写真に書き込むと、こんな場所。
高さがステージとほぼ同じで、思いっきり特等席でした。

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ここまで真面目に会議に出ていて、街を歩く時間すらなかったのだが、
最終日に帳尻を合わせる感じで、遊びまわれました。

さて、明日はドイツです。