ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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(ドイツ)仕事もしてます

そりゃあ、出張なんだし仕事しに来てるんだろ~ と、言われそうだが、密度が違う。
それぞれの学生を同伴している時なら、教育半分、研究半分だが、
協力関係にある同業の研究者が、頭を突き合わせて議論するのは、結構疲れるのだ。

突っ込みどころがいちいち的を射ていて、すでに自分でも思い当って、調べたり測定しておいた課題ならいいが
自分で気づいていながら“諸々の理由”で保留にしていた所を「どーしてやってないんだよ」と言われると、
 「私だって、そのくらい気づいてたよ」 と、毒づきたくなる。
いや、相手も同じことを感じているだろうことは、容易に考えられるんだけどもね。
それに、実験や調査がうまくいかなかった“諸々の理由”を共有すると、それはこうすると回避できるよ、という
回答がもらえることもあるから、議論することが大事なのは事実なのだが。
学会のプレゼンテーションの、質疑応答時間が延々と続く感じだ。

イメージ 1仕事(実験計画など)はいい勢いで進むが、ヘロヘロになる。
このあと、それぞれの研究室で、宿題をこなすことになるのだが。

終わるかな、、、本当に終わるのかな、
次にここに来る時までに


相方のところには、ドイツ中の大学生の上位2%に与えられる
スカラーシップを持っている学生がきている。
社交的で、面白くて、でも、天才タイプだ。
相方は彼ほどできる学生は見たことがない、と惚れ込んでいる。

だが、面白いことにその学生さん、
やり手のテクニシャン(実験補佐の技官)みたいな仕事の仕方をする。
装置のトリッキーな設計をして、プログラムを自分で作って、
(この辺は普通のテクニシャンにはできないけれど)
ファーストデータをとったら、興味が薄れるらしい。

そこからが論文を乱発できる、特許を摂れる美味しい所だから、
その上だけを浚おうとする研究者も多いのに、面白い人だ。
根っから設計が楽しいようだ。

現在、またも新しい装置のくみ上げに熱くなっていて、

 「まあ、彼ができなかったら、世の中でだれも作れないね」という状態だという。

 「物理の学生なんだけどもね、物理の人って、興味本位で動く人多いよね」

 「なぜ私を見ながら言うん?」

とにかく、市販装置では測れないものばかりに興味を持ってしまう私としては、楽しみな1年になりそうだ。



写真は相方にもらった、奥様と一緒に撮った写真。
相方は190センチ以上あるのに、奥様は160センチの私よりも小柄です。
Gパンの上に着ているから、さすがに二人とも、モコモコしてます

奥様は白地(とても淡い生成り)に紫とピンクの薔薇、私は青字に蛍です。
奥様に譲った帯は、リバーシブルなので、織り上げて模様を付けた方が良いのですが、
初めて着るのと、着方を教えるためだったので、普通に結びました。