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大切にしよう

なんでそんな話になったのかわからない。

救急車が信号無視をして、人をひいてしまったらどうするのか、とか
救急車はどのくらいのスピードで走るのか、とか、
そんな話題だったと思う。

 「赤十字病院(家の近く)から、根津のN医大病院まで、救急車だと30分かからなかったよ」
      *生後24時間で心臓発作を起こしたお抹茶BOYは、K産婦人科から赤十字病院に救急車で転院、
      *生後1週間で、今度は赤十字病院からN医大病院に転院した。
 「はやっ (←普段は一時間以上かかるのを知っている) オレ乗ってた? すごいスピードだった?」
 「ガラス(正確にはプラスチック)のケースに入って、点滴ついてたから、スピードは速くないけどね」
 「箱、揺れなかった?」 
 「救急車が速いのは、スピードが速いからじゃなくて、信号でも止まらないからだよ」

救急車の中の話になる。

 「おれ、泣いてた?」
 「ケースに入って救急車に乗った時は、泣いてなかったけど、K病院から日赤に行く途中は泣いてたかな」
 「バブちゃん(←赤ちゃんの意味)だったから?」
 「抱っこしてたのに、ずっと泣いてたなあ……」
 「だっこ? 誰に?」
 「日赤に行くときは、「抱いて連れて行ってあげてください」って先生に言われたからママが抱っこしてた」
 「へ~救急車なのに?」
 「きっと、手術室に入っちゃうと親はもう触れないから、抱っこさせてくれたんだと思う。
                            手術室から、生きて出てくるかどうかわからなかったし」
 「え? え? え? もしかしてピンチ?」
 「日赤に行ってしばらくするまでは、心臓発作の理由がわからなかったからね。
    発作が治まるかどうかも分からなくて、そのまま死んじゃってもおかしくなかった。
    そうすると、もう、生きてる赤ちゃんを抱けるチャンスって、ないじゃない?
    だから、抱っこして連れて行ってあげてくださいって言ってくれたんだと思うよ」
 「えええええ、そんなピンチだったの? 生きててよかったぁぁぁ

しばし大騒ぎ。
知ってるはずの話なのに、今まではなんだかんだ言っても実感がなかったんだな。

 「誰が助けてくれたの? 先生?(←最後のN大病院の先生)」
 「初めの病院の先生かなあ……救急車を呼ぶ前に、いろいろ、いい先生を調べて探してくれた。
    産科の先生で、赤ちゃんを見るのが専門で、で、循環器っていう心臓が専門の先生。
    大人の心臓が専門な先生じゃだめだし、小児科でも心臓がよくわかる先生じゃなきゃダメだし、
    1時間くらい電話をかけまくって、先生を選んでくれてたよ。一緒に日赤まで来てくれたし」
 「子供の心臓は、大人の心臓と違うから?」
 「ええと、たとえば、大人だと頻脈発作を抑えるのに目の、この辺を押すんだけど……
    赤ちゃんは目がちゃんとできてないし、頭がい骨も固まってないから、ダメなんだって。
    薬も、大人のものとは量だけじゃなくて、種類が違う。
   何もなければ、しょうがないから大人のやり方をやるけど、危ないからやめた方がいいんだって」
 「そうなんだ?」
 「本当は別の病院でも良かったけど、日赤の先生が一番いい先生だったから、
    XX病院じゃなくて、日赤まで行ったんだって。
    (提携しているXX病院の当直医がイマイチだから、他を探した、と聞いたことは、黙っておく)」

そのあと、去年の夏のカテーテル手術の痕(首にも針を入れた痕がある)を、
鏡に向かって首を伸ばして探していた。
もともと、病院や先生にはとても興味を持って、何度でも当時の聞きたがる子だったけれど、
少し実感が重くなったというか、リアクションが変わってきたような気がする。

水槽のエビの赤ちゃんじゃないけれど、お腹の中にいた胎児が、
ちゃんと生まれて、ちゃんと人間として育つのは大変なのだ、ということ、
全ての人間も動物も、ものすごい確率の勝者として、この世にいるのだということを、
実感としてわかってくれればいいな、と、思う。


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子供たちの好物の、イエローメロンがあったので、
安売りのイチゴとキウイを入れて、メロンバスケット。


明日も仕事です……・