ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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通訳

地下鉄なう。
JRに乗り入れる下り線だから、そんなに混んでいない。

少し離れた所に座っていたおじいさんA(かなり高齢)が、
別の場所にいた30代くらいの女性の隣に移動して行って何やら話かけていた。

「~~&#$$。£§∞◎×…∞◎◎」

聞きとれないのは座席が遠いからではなく、言葉がはっきりしないからだ。

当然、女性も  「???」

するとじいさん、おもむろに両手をあげて、女性の両肩を、がしっとつかむ
女性は「きゃぁっ」 と小さな悲鳴をあげて立ち上がり、別の席に逃げた。

ところが、おじいさんも立ち上がり、
「◎∞……§£#」  と、聞き取ない声をあげながら、
手を伸ばして、今度は別の女性に近寄っていく。

様子を見ていたらしいその女性も、すぐに席を立って、移動していった。
ボケてしまっているのだろうか、今度は私の座席のほうに来ようとしたから、
隣にいた学生っぽい兄ちゃんと一緒に、席を立ち、少し移動した。
(兄ちゃん、君は平気だと思うぞ?)

駅員に連絡した方がいいのかな、と悩むころ、
おじいさんは、座ってうつらうつらしていた別のおじいさんB(こちらも結構高齢)に気づいたようだ。
隣に行って、肩に触り、揺する。
(………相手選ばずにもほどがないか? ↑の兄ちゃん、逃げといてよかったな

じいさんBが起きた。
B 「ああ?」
この人、めっちゃ声がでかい。

A 「~~&#$$。£§∞◎×…∞◎◎」

B 「あ? 上野は逆方向だがね」


ええええええええ

電車の行先聞いてたの? 
電車があってるかどうかわからなかったから、いろんな人に尋ねようとしてたの?

ぼけ老人、あるいは痴漢もどきと思った我々は、一瞬にして、ちょっとだけ反省した(←たぶん)。
でも、じいさんも、ものを尋ねるときに他人の体に触れるのは紛らわしいって、わかってよ。


なお、声の大きいじいさんBは親切な人だったらしく、

B「次の駅なら向かい側で乗り換えられるから」

と、じいさんAの腕をつかんでドアに誘導していた。 (←え?誰かクリックした?)

あの言葉を聞き取れるのもすごいが、体に触れるのは世代的なものなのか?



いや、でも、白い目で見てすみませんでした。 >>じいさんA