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色々と微妙

さて、今日お抹茶が行ってきた模擬試験は中学受験予備校、日能研の主催するものだったのですが、
同時に親への説明会みたいなのがあって、日能研で行っている学習方針を聞きました。

・中学に受かるだけでも、付属の大学(実際には中高が付属)に行くだけでもなく、
・その学校でどうついて行くか、
・大学になってからではなかなか身に付きにくいものを、いかに小学生から身に着け、受験に役立てるか、

というスタンスで学習方法は (少なくとも大学関係者の視点からは) 好感が持てて (←母としてではない)、
でも、その一方で、こんな大事な面を担うのが塾なのは、ちょっとなあ、と、思いました。
(いや~、たとえば公立小学校でも努力をしているのだとは思うんだけど、
たとえば算数の問題を見ると、むか~しの詰め込み時期の設問もゆとり時期の設問も、
設問の数字が違うだけで、内容的にはほとんど変わってないように見えるのよ………)


娘が日能研に通っていた頃、
インパクトがあった方がこういうのはちゃんと覚えられるのに、学校ではやらないから、と、
魚の解剖を見せてくれたことがありました。

.  解剖の授業の後にクレーマーな親が 「子どもが眠れなくなった」などの文句を言うようになって、
.  東京都内の公立学校では、解剖の実験の授業がないのです。
.  学校によっては、アルコールランプも使わせないところがあって、
.  むしろアルコールランプ程度で火傷をして、危険を実感させておいた方がいいのではないか、
.  と、思うのですが、まあ、公立学校は先生を守ってくれる弁護士も雇えないし、
.  そういったトラブルで現場が滞るよりも、その授業を止めてしまう方が楽、ということなのでしょう。

             

考える力や判断する力、選択する力を子供のうちに鍛えないとあとで困ったことになるよ、というのは、
応用物理学会のシンポジウムや、大学にやってくるリクルータ(求人の方)も良くいうことなのだが、
10年くらい前から言いはじめられ、どこにも対応してもらえないまま、今日に至っている、と、思っていた。

ポスドク問題
http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/29763746.html

大学生が就職して、社会人としてやっていくのに必要な「力」など
http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/15790824.html

人材育成など。小学校の時にやっておいてほしいもの。
http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/5136156.html

数年前になるのだが、某トップランク医大の学生に、
 「どの本に出ていますか、って質問しないで、少しは自分で考えなさいよ」 と、苦言したら、
 「いちいち考えたり納得するのを待っていたら、ぼくはこの学校に入れてません」 と、反論された。
かわいそうだが、
 「これからは、どっかに出ている問題は出てこないから、その場で考えないと単位とれないよ」 
と、教えてあげた。
.   とはいえ、彼らは中高校生時代に、限られた時間の中でひとまず覚えることを選択しただけで、
.   内容や本質をわかりたくないわけではないことや、
.   それがわかった時の喜びをちゃんと知っていることは、その後の授業で分かった。

もっとも、症状の判定さえ(?)自分でできれば、膨大な知識と経験の積み上げで名医になることは可能だが、
高校側が 「この子は医学部に行くから」、「工学部に行くから」、「法科だから」、と教え方を変えるとも思えない。
その結果、調べて(あるいは教えられて)覚えたことを積み上げる術だけに長けている学生が、とても多くなる。

受験に必要だからという理由で、考えずにすべてのパターンを覚えて行っても悪くはない。
受験対策に長けた教師について、指示待ち的に何でも素直にやっていくのも良いだろう。
が、それは、社会人になった時に要求される 判断や選択、思考ができるように転換できるなら、の話だ。



社会人になってそれができないのは困る
ので、企業はあの手この手で、求職者を判別する。
どうせ思考力がないなら、知識だけでも多い奴、と大学名で、求職者たちを振り分ける。

大学の先生方は、大学生になってからそのテクニックを身に着けるのは難しいので、
大学入試の時に思考力を求めるような入試問題を作っておいて選別しようとする。

大学入試に力を入れる中学、高校、あるいは予備校が、それに対応して、
思考力アップさせ文章問題が解けるようにと、指導する。
ここでも、覚えることに慣れた学生は、パターンをすべて覚えちまえ、となる場合もある。
いや、有名進学塾が、パターンを教えるのがうまい、という気もする。

中高一貫の学校のメリットや、私学のメリットがたくさんあって、だから、私立中学入試を受ける子が増えた。
中学入試に積極的な小学校というのはあまりないので、小学生は塾に通い塾の講師たちが指導する。
パターンを教えることもするが、小学生の年代ならば考えることを教える方が早かったりもする。

貴女の考えを聞いているのか、主人公の考えを聞いているのか、
一つの問の中にいくつの質問があって、いくつのキーワードを答えればいいのか、
どんな法則や、計算式を引っ張り出してくればいいのか………
設問文をどうやって読むかということ自体、小学生にはテクニックではなく、考えるネタである。

1メートルは100㎝ということが分かっても、1メートルって手でやるとどのくらい?がわからない子もいる。
ライオンの赤ちゃんの重さが、イメージできない子もいる。
実際に、ものを持ったり、体感で覚えることがどんなに大事か、
たぶんちょっとした言葉や、日常の実験でわかるはずだ。 
家ではそれを教えて欲しい、と。



.  ① □□も木から落ちる。
.      ② ○○も筆の誤り。
.          ③ △△の川流れ。       

空欄に文字を入れられる子供はたくさんいる。でも、入試問題は変わってきている。

.    普段は間違えない怖い先生が、黒板で計算間違いをしました。
.      ①,②,③のどの言葉をかけてあげたらよいでしょう?

面白い問題だが、このようなアレンジパターンをすべて考えて子供に教えておくことはできない。
だから、入試問題を解くには、その状況を想像する想像力と、
同じ意味合いに言葉の中から最適なものを選ぶ判断力がなくてはならない。
「おんなじ意味じゃ~ん」 と、言う子は多いけれど、それでは気のまわる大人には成長していかないのだ。

面白いなあ、と、思いながら聞いていた。
受験生を持つ子供の親として「おもしろい」、ではなく、「母親は何をするべきか?」 と、考えるべきだが。
文科省がどうのとか、経産省がどうのとか、軽く口走った講師の言葉が、何を指しているのかわかるだけに、
入試だけでなく、その先まで見てくれていることに、ちょっと感謝したのだ。

             

ああ、ついでに毒も吐いておこうかな。

小学校5年生の父兄、お母さんだから、みなさん、年齢はそれなりだ。
それでも、明るい色に髪を染めて、つけまつげをつけて、と、お洒落をしてくる方たちも少なからずいる。
でも、メモを取る時にうつむくと、みんな首の下がたるんで、二重あごみたいになるんだよね(苦笑)
太ってても痩せてても、皮膚のたるみは出てくるから、そういうもんなんだけど。
ほほの高いところに濃いめのチークを入れた若いメイクとのギャップが。

.             茶髪で、つけまで、二重あご…………… うううう

たぶん、年齢相応のおしゃれっていうのがあって、
ヨーロッパの女性たちは、もっとそれが上手いんだけどなあ。
日本女性は、美容というと若さだけを目指してしまう傾向がある気がする。
それは日本の男性や、日本の社会が、女性の若さ以外に価値を見出さないから、かな?

.             若い女性が好き、未熟な女性が好き、だって僕の知識でも威張れるもん

兄ちゃん、知識量じゃなくて、思考力だって魅力があるんだぞ、コナン君みたいに。 ←彼は知識もあるか。

誰か、知識量はほとんどないけど思考がめっちゃ早くて、知識はネット情報駆使して事件を解決する
wiki探偵、みたいな漫画描いてくれないかな。



彼女らとは同世代(むしろ私の方が年上)のくせに、
そんな性悪なことを思っていたからなのかどうなのか、
明治大学で模擬試験を受けさせた(&説明系を聞いた)後、美味しいオムライスを食べて、
医科歯科大学(←昔バイト(?)で講師してた)で、
「今日は休みだから来てないかもだけど、ママの友達ここにいるんだよ」 みたいな話をして
夕方からバスケットクラブに行きたい、というお抹茶と、の~んびり帰ってきてメールを見たら、

「今、医科歯科でセミナーやってるんだけど、出席者が少ないから、時間があったら来てえ」

…………建物の下まで行っていながら、無視してしまいましたがな
普段なら、外出中もメール見るのに。

ごめんなさいです……