ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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増えた気がする。

手足の不自由な人に、気を使おう……と、前記事のラストで書いたくせに、
そりゃあないだろ、と、言われるかもしれないが。

電車の中で腕を吊っていると(骨折は指だが、下におろしていてはいけないので、腕ごと胸の前に吊っている)
ありがた迷惑なサポートをされることもある。

昼間の公共交通機関には、他人にかかわりたくて手ぐすねをひいている人たちもいて、
けが人の状態の私が乗り込むと凝視される。 
わざわざ隣に来て声をかけられることもある。
そこまでならいい。
が、バスや電車を降りようと立ち上がると、「持ってあげる」、と返事を待たずに荷物を奪われることもある。

親切心から出ているのかもしれないが、こちらとしては荷物を持ち逃げされる恐れも感じるわけで、
「大丈夫です」 と、言うのだが、
「いいから、遠慮しないで」 と、引いてくれない人もいる。  
乗換の時間に追われていることもあるので、そこで言い合いになるのは迷惑なことこの上ない

「ありがとうございます、でも、貴重品が入っているので返してください

周りの乗客が注目してくれるくらい大きな声で言わないと、
大丈夫だから信用しなさいよ、なんで疑うんだ、などなど自分勝手に親切を押し付けるんだよな。

善意を施したくて、目をぎらぎらさせている人には恐怖を感じる。
善意を “感謝して受け取らないと、逆ギレ” する人もいるし、
過剰な善意は通り魔みたいなもんだとすら思う。



職場の出勤してから、その話をしたら、
交通事故の後、しばらく車椅子だったという人が、
「わかる、わかる、すごくよくわかる」 と、同意してくれた。

彼女がやられたのは、最寄駅から自宅まで、車いすを押して行ってくれる、という年配男性だったそうだ。
1人暮らしの自宅に、送ってもらいたいはずもなく、「大丈夫です」 と、断っても
心配だと言って後をつけられたのだそうだ。
好意なのか下心なのか区別もつかず、交番に行くしかなかった、と、言っていた。
交番で、その男性が怒鳴りまくった様子を見て、
家についてこられないでよかった、と、心から思ったそうだ。



別の男性は、自分のお母さん(高齢)と、電車に乗った時の話をしてくれた。
優先席にいた中年女性一団の一人が、お母さんのために席を立ってくれたそうだ。
でも、お母さんはいったん座ると立ち上がる時に、ひざが痛むので、
「ありがとうございます、でも大丈夫です」 と、辞退したんだそうだが……

「若いふりしちゃって」 「年寄がヨロヨロ立ってると迷惑なのよ」
「他人の親切は素直にうけなくちゃ、ああいう年寄りにはなりたくない」
などなど、中年女性一団から大ブーイングされたそうだ。

なんだかなあ………

親切とか、好意って、そういうものじゃない気がするんだけどなあ……
遠慮された時に、それが遠慮じゃなくって不要なのかもしれないって考えてくれないのかなあ。

自分の親切心に酔って、状況を考えられない人が、すごく増えた気がするんだよね。