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映画鑑賞録 『ブラック・ダイヤモンド』

骨の検査日だったので、会社を休んだついでに法務局やら美容院やらに行ってきた。
病院が朝一だったから、その先も早く済んで、午後ローが始まる時間には帰宅。

本日の映画は、『ブラック・ダイヤモンド
正体不明の“ブラック・ダイヤモンド”を巡り、
強盗団、犯罪組織、謎の東洋人が壮絶な争奪戦を繰り広げるーー。
カンフー炸裂のクライム・ハード・アクション! (2003年/米) ……だそうだ。

盗みのシーンが痛快。
なんというか、ルパンIII世みたいな。
屋内で戦車とか、バイクでビルからビルに飛ぶとか、もう漫画としか言いようがない。
ジェット・リーのバカバカしい強さもマンガだし、ヘリが落ちても死なない悪人も、
ラストでの円形に炎の輪が広がった中でのカンフー対決も、マンガ的に痛快。

が、脚本(ストーリー)がありきたりなのと、
自分たちが盗もうとしているブラックダイヤモンドがなんであるかを知らないのが弱い。
子供を人質にされたりして、追いかけざるを得ない状況にはなるんだけども、
それも、ありふれているといえばありふれている。
予定調和で意外性のある展開がない。

で、正体不明のブラックダイヤモンド、宝石として使わないなら、
結晶型がレーザーの発振装置に使えるか、あるいは核崩壊するか、ってとこだよね。 
…………・と、SF頭では瞬殺で思うんだけど
でも、そのブラックダイヤモンドのデモストレーションシーン、
何をしてるのか、何をどう測ってているのか、そもそもなんのデモなのかわからん。
…………これがSF的にはアウト
最後の最後で、濃縮プルトニウムを飲んで、人間が光って溶けるにいたっては、
もう、どうしちゃったの

SFにもうちょい気を使ってくれれば、ありきたりだけど痛快でいい映画でした。
映画館に行くほどではないかもしれませんが。

あと、台湾人という設定のジェット・リー、国のイメージなのかもしれないが、
もう少し笑ったり表情を作っても良いのではないか、と、アジア人の私は思います。