ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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ガラスの花備忘録

いつもきれいな植物の写真を載せているりんごさんが、
薔薇の花弁が透明になっている様子を写真に撮ってらして………

そういえば、昔、高山植物で水分含有率が高くなると、花弁が透明になる花の話を読んだことがある、と、
しばらくネットで検索し倒してみた。
花の名前がわからないので、なかなか見つからない。 

見つけた★ 和名は山荷葉(サンカヨウ)と言うらしい。 

イメージ 1

そもそも、くもりガラスの表面にちょっと油を塗りつけると曇らなくなったり、
和紙に水をかけると半透明になったり、黒い網の網戸と白い網の網戸では見え方が違ったり、

つまり、表面の凹凸や、繊維と線維(あるいは細胞)の間の隙間で光の散乱し、白っぽく見えていたものが、
凹凸を埋める油や、繊維の間に水が詰まることによって、光が散乱しにくくなくなり、
(散乱せずに)透過していくことで透明に見えるようになる―――
(そういう切り口で話を読み、どこかで使おうと記憶していたのだが)
実際の植物の花弁に水がしみこみ、こんなふうにガラスのように見えるとなると、
反射率だの波長だのは、全部ほったらかして、美しい

山荷葉の名前でググったらたくさん出てきた。
イメージ 2

スワロフスキーのガラスの動物が大好きな我が家の子供たちである。
こんな花が手元にあったら、きっと感激するだろうな。


そういえばスワロフスキーで花はあまりないかも、と、思ってこれもググってみた。

イメージ 3

ガラスの勿忘草に、ガラスのシンデレラ、だそうだ。
花が5万円前後、シンデレラは10万弱のようだ。……綺麗だけど……
ん~ 植物って偉大だな、と、思いました。




世界は美に満ちている。人間がそれを見ても、見なくても。

ポップコーンとシートと暗闇がなくても、自宅で映画が楽しめるように、
中身のいない舞台に惑わされることなく、美しいもの、面白いものを楽しめるようになりたいな―――

なんて、ありきたりなことを、ふと、実感した。