運動会
先週の日曜日、お抹茶BOY(←小6の息子)の運動会があった。
今年は雨天順延で日曜日だったのだが、例年は土曜日に行われ、
午後の会議に出席する私は、昼過ぎに金木犀の横の通用口を通って、後ろ髪をひかれつつ退席していた。
だから、プログラムの後ろの方にある高学年リレーや組体操をちゃんと見るのは、初めてのことになる。
こんなニュース発見
「子どもがやりたがった」 と言っても、「自主性がどうこう」 と言っても、
危険なことは危険だと指導するのが教師じゃないのか?
それを教師までが煽って、どうするんだろう?
お抹茶BOYは体が小さくて、軽い。 とても軽い。
だから、組体操でも上の方にいた。
友だちに、軽くひょいっと持ち上げられて、上に乗せられている。
3段でも、4段でも上だ。
幸い、彼の小学校では4段までの構成だったのだが……
お抹茶がメガネをはずしている。
で、ピラミッドを崩すときに、4段の上から、ひらりと飛び降りた。
笛に合わせて下りる他のピラミッドと、高さが変わらないように、タイミングを計って飛び降りていたから、
そのように練習していたのだろう。(上の写真だと左のピラミッドの時)
あとで聞いてみた。 メガネは、落ちて壊れると危ないから、だそうだ。
彼の話によると、上る時よりも、下りる時の方がピラミッドは崩れやすいのだそうだ。
毎回下りる途中で崩れてしまうので(2,3段目の子が崩れて、一番痛い思いをするらしい)、
彼らが飛び降りることで、重さを緩和してたんだそうだ。
右の4段ピラミッドの時も、飛び降りた子が(彼の他にも)いる。
「先生は飛び降りるなって言うけど、崩れるのは俺らだから――――」
う~ん。
実際のところ、飛び降りるのと、注意深く降りてくるのと、どちらが安全なのかはわからない。
だが、崩れそうになったら、下を潰さないように離れたところに降りる、と決めていたらしい。
彼らは下の方にいた大柄なリレー選手が、
組体操で崩れたことで、どこか怪我をして、リレーでハンディを持つのが嫌だったのだ。
組体操、必要だったのかな。
お抹茶たちハイスピード組は、怪我をする可能性のある組体操や騎馬戦は、
リレーや徒競走より後のプログラムにしてほしい様子だったが……・
彼は、騎馬戦でも上に乗って、せこく、ずるく、組み合わないように、相手の帽子を取り上げていた。
目的志向のスポーツマンシップ (苦笑)
6年生はいろいろ考える。 身体が小さくても考える。
スピードの選手、パワーの選手、スピード&パワーの選手を生かすことを考える。
それでも、件のリレー選手も彼も、中学受験の予備校に行っているので、体が鈍っている、と話していた。
だから今年の運動会のヒーローは、中学受験はせずに、毎日サッカーを続けている子だった。
& 「俺らはさ、彼ほど運動をしていないから、負けても仕方ないんだよ」
その言い方は、たぶん先生方には気に入られないだろうと思う。
でも(その時の彼らの雰囲気を上手く説明できないが)、負け惜しみには聞こえなかった。
小学6年生は、子どもだ。
子どもだけれど、いろいろ考えて、諦めたり、頑張ったり、納得したりする。
だから、組体操の事故を知っているなら、教師は危険なことは危険だと、ちゃんと説得しろ、と、思う。
ルールの必要性と、ルールの意味を、ちゃんと理解する脳を、小学生は持っていると思うんだ。
まして記事の中学生なら、理解できると思うんだ。
<おまけ>
中学受験について否定的な小学校教師は多い。
でも、リレー選手だった彼は、区の記録を持っていて、将来アスリートになることも考えているようだ。
15歳で高校受験、18歳で大学受験、そんなアスリートとして大事な時期に、
受験勉強に;時間を取られてしまうより、中高大まである学校に行きたい、と言うのが、彼の希望のようだ。
しっかり考えてるんだよね。
今やることをきちんとやらなければ、将来はない、みたいな言い方をする先生もいるけど、
どっちがちゃんと考えてるんだろうね?
最後のリレーのために、騎馬戦や組体操を調整する彼らと、ちゃんと会話してやって欲しいと思う。
今年は雨天順延で日曜日だったのだが、例年は土曜日に行われ、
午後の会議に出席する私は、昼過ぎに金木犀の横の通用口を通って、後ろ髪をひかれつつ退席していた。
だから、プログラムの後ろの方にある高学年リレーや組体操をちゃんと見るのは、初めてのことになる。
こんなニュース発見
体育祭“10段ピラミッド”崩れ6人重軽傷
10段ピラミッドって、何考えてんの? (↑に、崩れる動画が出てくる)「子どもがやりたがった」 と言っても、「自主性がどうこう」 と言っても、
危険なことは危険だと指導するのが教師じゃないのか?
それを教師までが煽って、どうするんだろう?
お抹茶BOYは体が小さくて、軽い。 とても軽い。
だから、組体操でも上の方にいた。
友だちに、軽くひょいっと持ち上げられて、上に乗せられている。
3段でも、4段でも上だ。
幸い、彼の小学校では4段までの構成だったのだが……
お抹茶がメガネをはずしている。
で、ピラミッドを崩すときに、4段の上から、ひらりと飛び降りた。
笛に合わせて下りる他のピラミッドと、高さが変わらないように、タイミングを計って飛び降りていたから、
そのように練習していたのだろう。(上の写真だと左のピラミッドの時)
あとで聞いてみた。 メガネは、落ちて壊れると危ないから、だそうだ。
彼の話によると、上る時よりも、下りる時の方がピラミッドは崩れやすいのだそうだ。
毎回下りる途中で崩れてしまうので(2,3段目の子が崩れて、一番痛い思いをするらしい)、
彼らが飛び降りることで、重さを緩和してたんだそうだ。
右の4段ピラミッドの時も、飛び降りた子が(彼の他にも)いる。
「先生は飛び降りるなって言うけど、崩れるのは俺らだから――――」
う~ん。
実際のところ、飛び降りるのと、注意深く降りてくるのと、どちらが安全なのかはわからない。
だが、崩れそうになったら、下を潰さないように離れたところに降りる、と決めていたらしい。
彼らは下の方にいた大柄なリレー選手が、
組体操で崩れたことで、どこか怪我をして、リレーでハンディを持つのが嫌だったのだ。
組体操、必要だったのかな。
お抹茶たちハイスピード組は、怪我をする可能性のある組体操や騎馬戦は、
リレーや徒競走より後のプログラムにしてほしい様子だったが……・
彼は、騎馬戦でも上に乗って、せこく、ずるく、組み合わないように、相手の帽子を取り上げていた。
目的志向のスポーツマンシップ (苦笑)
6年生はいろいろ考える。 身体が小さくても考える。
スピードの選手、パワーの選手、スピード&パワーの選手を生かすことを考える。
それでも、件のリレー選手も彼も、中学受験の予備校に行っているので、体が鈍っている、と話していた。
だから今年の運動会のヒーローは、中学受験はせずに、毎日サッカーを続けている子だった。
& 「俺らはさ、彼ほど運動をしていないから、負けても仕方ないんだよ」
その言い方は、たぶん先生方には気に入られないだろうと思う。
でも(その時の彼らの雰囲気を上手く説明できないが)、負け惜しみには聞こえなかった。
小学6年生は、子どもだ。
子どもだけれど、いろいろ考えて、諦めたり、頑張ったり、納得したりする。
だから、組体操の事故を知っているなら、教師は危険なことは危険だと、ちゃんと説得しろ、と、思う。
ルールの必要性と、ルールの意味を、ちゃんと理解する脳を、小学生は持っていると思うんだ。
まして記事の中学生なら、理解できると思うんだ。
<おまけ>
中学受験について否定的な小学校教師は多い。
でも、リレー選手だった彼は、区の記録を持っていて、将来アスリートになることも考えているようだ。
15歳で高校受験、18歳で大学受験、そんなアスリートとして大事な時期に、
受験勉強に;時間を取られてしまうより、中高大まである学校に行きたい、と言うのが、彼の希望のようだ。
しっかり考えてるんだよね。
今やることをきちんとやらなければ、将来はない、みたいな言い方をする先生もいるけど、
どっちがちゃんと考えてるんだろうね?
最後のリレーのために、騎馬戦や組体操を調整する彼らと、ちゃんと会話してやって欲しいと思う。