酒の飲める中学生に向かってデモをしてみる

内緒記事でデモと言うと、違うものを連想されるのはわかってるんですが、
理学系研究者が使う 「デモ」 は、公開実験による解説です。



さて。 本日は、雑誌の取材が来ます。
デモ用の小物 （←メガホンやヘルメットではない） を準備したり、
写真の角度を確認したり （ものが小さいので、「ここから見てください」的な）
まあ、化粧や服を選ぶのもそうなんだけど、
デモで一番大変なのは、
「どのくらいの知識がある人を相手にするのか？」

大学生への講義と、学会で専門家相手に話すときは違うし、
入門書的な読み物なら、理科が得意な高校生、大学入学時点の学生にあてて書くし、
大学院生用の専門書は、それなりにどの数式までフォローできるのか考えて書く。

が、中高年男性向けの件の雑誌、どのくらいの知識を想定していいかわからないのだ。

立ち読みしてみたら、
昔のアイドルのヌードグラビアと、マンション経営と、ノーベル賞特集が共存してた。　
「えええ――――」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


素直に雑誌担当の人に聞いてみた。

「酒の飲める中学生だと思って下さい」
　
………すっげぇ わかりやすい。




と言うわけで、行ってきます。