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読書録 『曙光の街』 とちょっと

昨日、遠方の国立大学での会議に出た (朝からはじまって19時過ぎまで! (←これでも懇親会中退))
     &先輩方の勧めに従って、会議にいらしている偉い方たちとご挨拶および名刺交換をした。

              数年前まではネゴシエーション作業は嫌いだったけど、必要なのかと思いつつ脳内ゴタクを文字化してみる。
              馴染みの物理風に言うと、ネゴシエーションは、「時間(t)の項」 に相当するのかな、と思うんだ。
              最終的にはスタティック(力学)として、こっちが安定こっちが不安定、っていうのが決まるんだろうけど、
              安定位置に落ち着くまでには時間がかかって、その間に別の準安定状態を経由したり、
              別の経路を通ったあげく、別の安定状態に落ち込んじゃったりすることもある。
              物事はダイナミック過程(動的過程)に考えなきゃならない―――
              どういう順で話を伝えるか、どういうことを言っておけば了解してもらいやすいか、
              考える時間が必要な案件は、会議の席だけじゃなくて、事前に考える時間を取っておいてもらうとか、
              やっぱり必要なものなのかな。



往復の電車で 文春文庫 『曙光の街』 今野敏、をかなり読み進む。
帰宅して報告書書いてから、続きを読み始めたのが間違いで、夜中の2時半過ぎに読了。

 Bookデータベースよりあらすじ
   日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。
   そこへヤクザ組長を殺す仕事が舞い込んだ。再び日本に潜入した彼を待ち受けていたものは―。
   警視庁外事課とヤクザを相手にスリリングな戦いを展開するうちに、
   やがて明らかになる日ソ時代の驚くべき秘密。


日本にやってきたスパイ小説……みたいな設定から、高村薫の『リヴィエラを撃て』を連想して読んでいた。
地の文やキャラクターつくり、作風にもよるんだろうけれど、リヴィエラのような重苦しさはない。

話は、日露ハーフのもとKGBにやる気のない若手公安職員、野球選手崩れのヤクザが絡んでいくのでが、
どんな仕事でも、どんな特技があっても、人は個人の葛藤や考えかた、男気(←女も可)があって、
きっかけがあれば成長するし、変わるんだな、と言うのを前面に押し出してくる。
綺麗な女も、きっちりワルモノである悪者も出てきて、皮肉の残らないはっきりしたつくりになっている。
暴力シーンが満載(とはいえ格闘の説明が明快で動きが想像できて心地よい)でも、
この作家は運動選手風に正義の人(?)なんじゃないかなあ、と思う。

少し軽い感じもするけれど、さわやかな読了感で、お勧め。
続編もありそうなので、ちょっと期待。


*初期作品は勢いだけで「これはいかがなものか」な作品もあったが、
*2000年以降の作品になると、こなれて読みやすく、不満が無くなる。
*そういうわけで、書き下ろし時期や単行本時期をチェックしてから購入を決める作家だ。



えええええ、と、今しがた見かけた(送られてきた)、某アフィリ系CM

    そもそも!
    摂取カロリー > 消費カロリー  だから太るわけで。
    もっと言うと!

    摂取カロリーをちゃんと消化できてないのがダメなわけで。
    そーゆーわけで、芸能人とか酵素推しなのよ。

何を主張したくてまちがっちゃったかは想像はできるのだが、
仮に消化酵素などで 消化をたすけたら、吸収が促進されるから、
                    摂取カロリーが増え
て、太るんでは?

強いてダイエット効果につなげるなら、
ヨーグルトなどで、体内酵素を活性化して、体調良くする、って言うんじゃないの?
酵素で体調をよくして、代謝を促進つまり消費カロリーをあげようって言うんじゃないの?
少なくとも
酵素ダイエットの酵素は消化酵素じゃない。 と思うぞ?


ちょっとツッコんでみました。