偉大な人だよなあ

漫画カテゴリーではなく、文化カテゴリーでもいいんじゃないかと思うし、
歴史でもいいんじゃないかという気がする。

妖怪漫画の水木しげるさんが亡くなったそうだ。

「ゲゲゲの鬼太郎」 漫画家・水木しげるさん死去
　「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」で知られる漫画家・水木しげるさんが３０日午前、
　都内の病院で亡くなりました。―――中略―――　水木さんは１９２２年生まれで、鳥取県出身。
　「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」など妖怪をテーマにした作品を次々と発表し、
　１９９１年には紫綬褒章を受章し、２０１０年には文化功労者、２０１１年には園遊会に出席していました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TBS系（JNN） 11月30日(月)16時27分配信


島根に出張のとき、週末に合流した子供たちにせがまれて、米子の妖怪ロードを歩いた。
幼少期には日本のアニメを見そびれていた私だが、
「ゲゲゲの鬼太郎」は繰り返しアニメ化され、また、再放送も多かったので、なんとなく知っている。
アニメのオープニングも知っている。
何より、日本の妖怪の名前をそれなりに知っているのは、彼の漫画があったからだろう。

（妖怪ロードの妖怪たち　2008年撮影）

英国における妖精のポジションを、不気味な何かから形あるものに変えたのは、シェイクスピアだというが、
妖怪たちにとっての水木しげるは、シェイクスピアみたいなポジションなんじゃないかと思う。

今となっては漫画家の手を離れても、妖怪たちの魅力は少しも失せないと思うけれど、
偉大な仕事に敬意をこめて、ご冥福を、お祈りいたします。