映画鑑賞録 『陰陽師』

飛行機じゃない映画鑑賞録。

剣士がTSUTAYAで　『陰陽師』　を借りてきた。
真田広之を見たかったのと　（←ミスターホームズで、英語がうまかった、という感想を伝えたから）
スケートの羽生君のファンだから----だそうだ。

　　　　　人ももののけも同じ闇の中で呼吸をしていた平安時代。都の陰陽師である安倍晴明は、
　　　　　友人源博雅から夜毎に自分の笛を聴きに来る牛車の女性の話をもちかけられる。
　　　　　そんな中、生まれたばかりの帝の子・敦平親王の身体に異変が起きる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（wikiよりあらすじ）

私は夢枕獏のファンだったことがあるので、初めのほうは読んだことがあるが、
清明って、保名と葛の葉狐の息子さんだよね、程度の予備知識しかなかった。（←安倍保名は好き）
トレーラーなどでは観ているので、野村萬斎の舞姿などは知っていた。
羽生君、よく彼の動きをトレースしてたんだねえ、雰囲気までも似ている。

感想は。
さすがに、野村満載が戦うシーンはきれいなのだが、絵になりすぎて、綺麗過ぎて、現実味がない。
なんと言ったらいいのだろうか、動いてる間すべてがポスターになりうるとでも言うのか。
それが暗い画面とあいまって、人間っぽくない雰囲気になっている。
道尊役の真田広之がああいう感じだから （←方向性として、悪の軍団やジャッキーチェン）
両極端のオーバーアクションを観るようで面白かった。

ちょっとした謎解きみたいなのがあったり、まあ、地味で静かな冒頭の割りに楽しめました。
小泉今日子って、ちゃんと演技できるんだ～　適度に人間じゃなくて、綺麗だったな。

『陰陽師II』も借りている様子なので、お正月に観る予定です。
ほかに借りてきたのは　『八犬伝』　と　『花子さんがきた』　でした。