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too late or not too late

Science research is like saving,
if postponed until needed, it is too late to start.

アラバマ州立大学 Von Braun 研究センターの壁だかドアだかに書いてあるらしい。
理化学研究所 次世代スーパーコンピューター開発実施本部の茅先生に聞いた。

ブログトップのタイトル下にも書いているが、内容について記述したことがあっただろうか?
世の中に要求されてからでは、研究を始めるには遅すぎる。
研究者は将来必要になるであろうことを予測して、
それに向かって研究をはじめていなければならない。


そうは言っても、流行のものや、今切羽詰って必要な研究開発以外
研究費がつきにくいからなあ……
そんな風に思って、自分を甘やかしてるんだ、私は。

研究費がたくさん取れたほうが研究し甲斐がある気がするし、
なによりも尊敬されたりするから、それを目指しちゃうんだ、私は。

そんな風に、社会あるいは研究室の経済効果を考えるだけではなく、
「何のためにやってんの、そんな仕事。税金の無駄じゃない?」 って政権やマスコミに叩かれるより、
「早急に対応が必要とされていた新材料について、××教授は……」
なんて感謝されることに、魅力を感じてしまうんだ、人間は。




今日、職場の机の上が山になっていたので、数年ぶりに机や本棚をおおっぴらに片付けた。

当時、研究費を貰っていたJSTの、古い冊子を見つけた。
江戸の漫画か浮世絵みたいな表紙を、私はぜんぜん覚えていなかった。


イメージ 1


地震津波に備える、という特集だった。


そうだよな、研究者だって何もしてなかったわけじゃないんだよな。
ただ、切羽詰って要求されていなかったから、絶望的に足りなかっただけなんだ。


もうすぐまた、3月11日が来る。