和菓子とガンオタ
私は物理学系の研究者で、それ系の学会に所属しているのだが、そのひとつに
AAPPS (Association of Asia Pacific Physics Societies)というのがある。
定期的(隔月だったか)に、論文誌を出していて、web版であれば、フリー(無料)で読むことができる。
2月号に、こんなタイトルの論文が掲載されていた。
Selective Solution Patterning for Organic Thin-Film Transistors:Toward Fully Printed Electronics
論文に飛ぶようにリンクしておくが、一応、タイトルを意訳すると、
有機薄膜トランジスタのための選択的パターニング:完璧な室温印刷エレクトロニクスに向けて―――となる。
でもたぶん、内容を見に行っても、専門外の人は「だからどうした」 だと思うが、
ぱらぱら見ていた私が思わず目を止めたのは、fig 2 (図2) だ。
ザクだ、ザクだ、ザクだ。金ぴかのザクだ!!
って、当たり前かもしれないが、本文にはプラスチックモデルと書かれているだけで、
ザクともガンダムとも書かれていない。
そういえば昔、スヌーピーやシルバニアファミリーはよくても、ミッキーマウスはなかなか許可が下りないから、
下手にナノ描画の絵や、プレゼン資料に使うと、公開できなくなるよ、と、聞いたことがある。
さすがサンライズ、許可出してるのか~ 太っ腹♪
面白半分(失礼!)に、著者の名前を検索して、HPにも行ってみる。いきなり、ザクのアップがお出迎え
プレス発表もしている研究室のようで、そちらを読むと内容も一般向けでわかりやすいので、
ガンダムが好きな人は、いや、電子デバイスに興味のある人は、読みに行くと良いかと思う。
しかし、なるほどオリジナル戦隊を持っている研究所だけあるな。
学会の委員会では、会議が長丁場になると、途中でお茶とケーキが出る。
配達してくれる近場のTurry'sから購入することが多いのだが、
「ほぼ全種類制覇しちゃったなあ」、 と、出席者が言う。 (←でも、ミルフィーユは美味いです)
「湯島は和菓子屋がたくさんあるんだから、今度は和菓子がいいな」、
と、学会事務員の青年にリクエストする甘党の教授がいる。
笑いながら、 「検討します」と答えてくれる事務員さんは、
ガンダムで盛り上がる大学教授たちのことも、にこやかに見てくれている……
事務局の人たちは、穏やかで控えめに見えるが、
たとえば先日、求人を出したら、一人の枠に千数百人の応募があったそうな
「自分らの時の倍率はそこまでじゃなかったし、ラッキーだったんですよ」、というが、
その中で採用審査をくぐり抜けてきた人たちだ。優秀でないはずがない。
ガンオタも、甘いもの好きのおじさんも、学会委員会にいると目立たない。
周りに合わせるとか、空気を読むとか、そういう気遣いをしないのが当たり前の場所だ。
忙しいしそれ以外で面倒くさいことも多いけれど、居心地は悪くない。
先日の女性教授と同様、私にとってのストレス解消になっているのだろうな。
(もちろん、学会の委員会活動がストレスの元になってる場合もあるが)
会議の休憩時間に話題に出たからでもないが、帰りにいつものつる瀬に寄って和菓子を購入する。
薔薇、明烏(右上の黒いの)、紫陽花、牡丹。いずれも美しい。
紫陽花はこの色と、もっと青緑っぽいのと、色違いで売られていて、
ほかにも躑躅やふく梅、など、目移りして、いつもついつい購入しすぎる。 今日はこれでも我慢したほうだ。
持ち帰ったら、餡子好きなお抹茶BOYが、すぐに牡丹を食べてしまった。 ←彼が飲んでいたのは牛乳だ。
食後に私も、抹茶茶碗に入れた珈琲 (アイス珈琲にした) とともに、薔薇をいただく。
今日は甘いもの尽くしだ。
AAPPS (Association of Asia Pacific Physics Societies)というのがある。
定期的(隔月だったか)に、論文誌を出していて、web版であれば、フリー(無料)で読むことができる。
2月号に、こんなタイトルの論文が掲載されていた。
Selective Solution Patterning for Organic Thin-Film Transistors:Toward Fully Printed Electronics
論文に飛ぶようにリンクしておくが、一応、タイトルを意訳すると、
有機薄膜トランジスタのための選択的パターニング:完璧な室温印刷エレクトロニクスに向けて―――となる。
でもたぶん、内容を見に行っても、専門外の人は「だからどうした」 だと思うが、
ぱらぱら見ていた私が思わず目を止めたのは、fig 2 (図2) だ。
ザクだ、ザクだ、ザクだ。金ぴかのザクだ!!
って、当たり前かもしれないが、本文にはプラスチックモデルと書かれているだけで、
ザクともガンダムとも書かれていない。
そういえば昔、スヌーピーやシルバニアファミリーはよくても、ミッキーマウスはなかなか許可が下りないから、
下手にナノ描画の絵や、プレゼン資料に使うと、公開できなくなるよ、と、聞いたことがある。
さすがサンライズ、許可出してるのか~ 太っ腹♪
面白半分(失礼!)に、著者の名前を検索して、HPにも行ってみる。いきなり、ザクのアップがお出迎え
プレス発表もしている研究室のようで、そちらを読むと内容も一般向けでわかりやすいので、
しかし、なるほどオリジナル戦隊を持っている研究所だけあるな。
学会の委員会では、会議が長丁場になると、途中でお茶とケーキが出る。
配達してくれる近場のTurry'sから購入することが多いのだが、
「ほぼ全種類制覇しちゃったなあ」、 と、出席者が言う。 (←でも、ミルフィーユは美味いです)
「湯島は和菓子屋がたくさんあるんだから、今度は和菓子がいいな」、
と、学会事務員の青年にリクエストする甘党の教授がいる。
笑いながら、 「検討します」と答えてくれる事務員さんは、
ガンダムで盛り上がる大学教授たちのことも、にこやかに見てくれている……
事務局の人たちは、穏やかで控えめに見えるが、
たとえば先日、求人を出したら、一人の枠に千数百人の応募があったそうな
「自分らの時の倍率はそこまでじゃなかったし、ラッキーだったんですよ」、というが、
その中で採用審査をくぐり抜けてきた人たちだ。優秀でないはずがない。
ガンオタも、甘いもの好きのおじさんも、学会委員会にいると目立たない。
周りに合わせるとか、空気を読むとか、そういう気遣いをしないのが当たり前の場所だ。
忙しいしそれ以外で面倒くさいことも多いけれど、居心地は悪くない。
先日の女性教授と同様、私にとってのストレス解消になっているのだろうな。
(もちろん、学会の委員会活動がストレスの元になってる場合もあるが)
会議の休憩時間に話題に出たからでもないが、帰りにいつものつる瀬に寄って和菓子を購入する。
薔薇、明烏(右上の黒いの)、紫陽花、牡丹。いずれも美しい。
紫陽花はこの色と、もっと青緑っぽいのと、色違いで売られていて、
ほかにも躑躅やふく梅、など、目移りして、いつもついつい購入しすぎる。 今日はこれでも我慢したほうだ。
持ち帰ったら、餡子好きなお抹茶BOYが、すぐに牡丹を食べてしまった。 ←彼が飲んでいたのは牛乳だ。
食後に私も、抹茶茶碗に入れた珈琲 (アイス珈琲にした) とともに、薔薇をいただく。
今日は甘いもの尽くしだ。