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★夏休みの自由研究とか工作とか★

毎年、子供達は夏休みの宿題をもらってきた。
夏休みのドリルはさっさと終わらせ、天気もweb検索できるが、最後に困るのは、いつも自由研究や工作だ。

     朝顔の成長を毎日記録するなんて、いまさら無理だし、
ハムスターの姿かたちは一月じゃ変わらないし。   亀だってぜんぜん変わらないし。
        時間かけたくてもぉ、夏休みはクラブもあるし、キャンプにも行ったし。
    日能研受験塾)があったじゃん、夏期講習なんて毎日。それにプール(←小学校)
                  学校の宿題なんてやってないで受験の算数やれっていわれてる子いた。


夏休み恒例、簡単にできて見栄えのいい自由研究をまとめておく。

写真を撮って、プリントして、貼り付けるという作業ができると、楽なのだが、
手書きでノートに書くのも良いと思うし、作った物があれば学校に持って行きやすい。



★★水色文字はリンクをはっているので、クリックすれば詳細記事や、販売のサイトに飛びます★★


紫キャベツを利用した試薬(アントシアニン)の実験
所要時間:およそ半日。写真をプリントできれば楽だけど、手書きの写生も可能。
使うもの:紫キャベツ、お酢、果物、洗剤、卵の白身、虫さされの薬、漂白剤、たくさんのコップ、お湯。

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写真が撮れなかったら、スケッチしてもいいと思う。
コップの準備やたくさんの洗剤などを使うのが良くなければ、
コップではなく、白い紙に紫キャベツ液を吸い込ませて、そこに酢などをたらすのも可能。



紫キャベツを利用した面白料理
所要時間:1-2時間。
使うもの:紫キャベツ、卵、中華麺、ドレッシング、 (作るもの:たこ焼きかお好み焼き、サラダ、焼きそば)

千切りの紫キャベツを入れて焼きそばを作ると、麺の中のかん水(アルカリ性)が反応して青い焼きそばになる。
お好み焼きは、卵のアルカリ性で青くなる。
写真はお好み焼きと、千切りキャベツのサラダ(マヨネーズを入れると中和しちゃうので注意)
食べ物を持っていけないので、写真に撮ってプリントできると良いのだが。

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★科学染色(試薬の色を利用した染色)や草木染
使うもの:紫キャベツ、お酢、果物、洗剤、卵の白身、虫さされの薬、漂白剤、オシロイバナ等柔らかい木の葉
所要時間:およそ1日(乾かす時間があるから)。染めた布を提出できるので、便利。

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プリンターを使わずに、どうにか学校に実験結果を持っていこうとした娘の苦肉の策。
酸と反応してカラフルになった試薬の色で、布キレを染めた。
干している手前のピンクは、何度もレモン液に入れた3度染めくらいかと。

発展:キンカン(虫さされの薬)は、揮発性が高いので、乾いたときには緑色が消えてしまう……
というあたりを考察すれば、中学でも使えるネタなのかもしれない。



★正攻法、光合成とでんぷん検出(提出物あり)
使うもの:ホイル、植物の葉、消毒用アルコールヨウ素液(イソジンうがい薬で代用できる)
所要時間:よく晴れている日なら丸一日。(前夜か夜明け前にセットする必要がある)

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朝早く(陽が当たらないうちに)葉の一部をホイルでカバーして、日光が当たらないようにし、
そこだけでんぷんができていないことの確認する。
小学校の教科書に光合成の話と、実験の仕方が出ていたので、
娘は、緑色の葉(左)、アルコールで脱色した葉(中)、イソジンに浸し手でんぷん部分を紫変した葉(右)を、
押し花(葉)にして、ノートに貼って提出していた。

なお、アルコールで湯煎して葉緑素を抜いているときに、火災報知機がなってパニックってた。
アルコールでの湯煎など、親が一緒にいたほうが安心かもしれない実験。

発展:ホイルをかけた後にラップでぴったり包んで、二酸化炭素も入らないようにするとどうなるか?
紫蘇など緑色に見えない植物はどうなるか? など、いろんな条件を変えたものができると、
より高度な実験になる。「光合成」 「実験」 で検索すると実験の仕方がいろいろ出てくると思う。
高校生の科学実験で、セロファンを介して特定の波長の光だけ当て、光合成の効率を比較したものがあった。



偏光板を使った実験(工作物あり)
使うもの:偏光板(5センチ角くらいでもいいので二枚)、プラ板(コンビニ弁当の透明蓋)、セロハンテープ、
所要時間:偏光板があれば半日。できた物をそのまま学校に持っていけるので良いかも。

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二枚の偏光板の間に、セロハンテープを貼ったプラ板をを入れて、それぞれを回転させると、
明るくなったり暗くなったり色が変わったり。

発展:偏光板1、プラ板を固定して、2枚目の偏光板の回転角度と、テープの色の周期性をきちんと測る、
同じテープを二重、三重にして、先ほどの回転角との関係を見る―――などの解析を行うと、
高校の自由研究にだってなる、と、思う。



偏光板を使った手品(工作物あり)
使うもの:偏光板、セロハンテープ、紙コップ、
所要時間:偏光板が手元にあれば、半日

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偏光板でうまく筒を作って、重ねると、間に暗い部分ができる。(方向を間違えないように)
紙コップのそこに偏光板を貼って行う手品も面白い。
偏光板に透明テープのシールを貼って、貼っていない偏光板と重ねると、
重ねる順番で、どうまわしてもシールの色が透明なまま変わらないときと、
シールの色がカラフルに変わるときが出てくる。 
  (貼り付けたシールが二枚の偏光板の間に入るように重ねると、偏光板をまわすことで色が変わる。
   シール/偏光板/偏光板の重なりのときは、透明なまま)


液状化現象の研究(工作物あり)
使うもの:ペットボトル、細かい砂、アクリルの頭のついた画鋲(丸ピン)、水、油性マジックなど
所要時間:およそ1日。砂の準備がなければ、1-2時間くらい。

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実は粒度のそろった土(細かな砂)を準備するのが難しいそうだ。
細かい砂を何度か水でゆすいで、上澄を捨てることを繰り返して準備する。
砂と虫ピンと水をペットボトルに入れると、はじめ虫ピンは砂に沈んでいるが、
ちょっと振動を与えると、砂から頭を表す。
(100均の丸ピンの重さがちょうど良いが、スーパーボールに虫ピンを刺すほうは、重さの調整が難しい)

参考:地盤工学会 https://www.jiban.or.jp/images/file/jikken1-ekijoka2s.pdf


★水滴の形(表面張力)の実験
使うもの:プラ板(コンビニ弁当の蓋。下敷き)、鏡、葉、スポイト(100均の醤油入れ等)、水、石鹸水、アルコール
所要時間:カメラとプリンターがあれば、2時間程度。水滴の形をスケッチするならもう少し。

よく拭いたガラス(鏡など)の上の水滴と、プラ板オシロイバナ朝顔葉の上の水滴を観察してみる。

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プラ板(下の写真はプラ板ではないが)は、水をはじこうとする性質があるので、水滴が半球型になる(下左)。
もっと水を足して、水滴を大きくしても半球型のまま水滴が大きくなるだけだが(下右)、
そこにスポイトで石鹸水を加えると、水滴がつぶれる(中)。アルコールの水滴もつぶれる。

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いろいろ水滴が丸くなるもの、コロコロするものなどをまとめる。

発展:親水、撥水、超撥水などのキーワードを検索して、まとめると、中学生くらいの研究でも使える。



★表面張力を測る実験
使うもの:小さめのコップ、スポイト(小さいものか目盛りのあるもの)、消毒用アルコール、牛乳、水、石鹸水、
所要時間:2~3時間

コップのふちの高さまで水を入れた後、小さなスポイトで水を少を加え、どこで盛り上がるかを調べる。
スポイトいっぱいに液体を入れて、スポイト何杯分まで足したら、こぼれたかを数えておく。
               *スポイトにサインペンで印をつけて、毎回そこまで水を入れるようにしてもいい。

次は水ではなく、石鹸水を入れておいて、石鹸水を足していったらどうなるか、どこでこぼれるか、
アルコールを入れておいて、アルコールを足していったらどうなるか、などを比較する。
                               (アルコールが手に入らなかったら、石鹸水だけでもいい)

写真は水のとき。表面張力で水面が盛り上がっているのがわかる。

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水に浮くアメンボウの様子を調べたり、一円玉を浮かべてみるのも面白い。

牛乳は汚さないように実験すれば、飲んでも大丈夫だから、他のものと混ぜないよう、綺麗にしておくように。
アルコールは消毒用のアルコールを使うこと。
ワインや日本酒はもったいないし(綺麗に使えば飲めなくなることはないけど)、
アルコール度数で形が変わってしまうので。



鏡の錯覚の手品(工作物あり)
使うもの:トイレットペーパーの芯、鏡、はさみ
所要時間:1~3時間

鏡に映すと、違う形に見える。リンクに細かく書いたので、ここでは省略。

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鏡も100均などで購入して、作ったロール芯と一緒に学校に提出してしまうと、実物が見せられて楽。
複数の円筒を使って、いろんな形を考えると、ちゃんとした自由研究になる。



人形の服 (女の子向けの手芸、工作物あり)
使うもの:裁縫道具、フエルト、リボン、ビーズなど
所要時間:1~3時間

自分の持っている人形に着せる服や帽子を作ろう。
フエルトは切りっぱなしでも大丈夫だし、小さな人形にすれば、縫うところも少ない。
無料の型紙がネットで出ていたり、ちょっと高いけど手芸店でセットが売られている場合も。
シルバニア人形の写真を乗せているが、キューピー人形などの型紙も検索すれば出てくる。

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発展:年齢にあわせて凝りまくろうと思えばどこまででもいけます、たぶん。



特撮に挑戦(男の子向け、工作物(?)あり)
使うもの:ソフビ人形、背景にする大きなポスターや、地面にする暗い色の布、小さなライト、カメラ
所要時間:1~3時間

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写真は必要だけれど、たぶん一番楽しそうだった。
撮影した写真と一緒に、どうやって撮影したかの工夫などを書いておくと、宿題としても力作になるかも。



手に入りやすいものも手に入りにくいものも、
入手に時間がかかりそうなものもいろいろあるし、
デジカメで写真撮影して、それをプリントアウトして、ノートに貼り付けちゃえば楽だけど、
スケッチしていると時間がかかる――― というものもあるだろうけれど、
短時間でも、楽しんで実験や工作ができるといいなあ、と、思います。