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それでも頑張ることもある

◆息子の中学校◆

同僚たちの子供に比べると、私立中学に通っているとはいえ、お抹茶BOYの学校ランクは低い。
たぶん信じがたいくらい低いんじゃないかと思う。
私だって、なぜ? と思うくらいの学校なのだが、
塾推薦で夏ごろに内諾(?)を貰えたので、勉強を続けたくなかったに押し切られる形で決まってしまった。

嫌いなものを無理にやらせてもしょうがないし、やる気になれば勉強はいつでもできる。
まして、成績の良かったことのないには、「良い成績をとりたい」、「良い学校に行きたい」というもない。
だから、今はこのままで良い。 親である私がそう思っているからかもしれない。

あるいは、心変わりしたら追い上げるだけの能力を、息子が持っていると思っているのか―――親バカだけど。



◆大学と大学院の話◆

2、3流大学の学部を卒業してから、有名大学の大学院に進学し、
最終学歴を有名大学(院)にすることを、学歴ロンダリングといって蔑む風潮があるのだが、
大学教授や研究所の研究員、いわゆるアカデミックスタッフには、大学と大学院が異なる人が多い。
ただしロンダリング、と言い切れない。
有名大学から無名大学の大学院に進学したり、海外の大学や大学院が混じっていたり、と、
移動校のランクが偏差値がアップする方向とは限らないからだ。

ロンダ学生 (便宜的にこう呼んでおく) が、アカデミックに向いている理由はいくつかあると思う。

①研究室を異動しているので、知り合いの教授が多く、使える研究手法や実験装置が多い。
②高校から学部時代の知識が少ないせいで、発想に常識という名のタガ(束縛)がない―――などだ。

また、大学時代に研究に興味を持って、別の(ステップアップになるような)大学院に行こうとする連中の方が、
研究のモティベーションが高いことも多くある。
勉強してこなかったから、成績が悪いけど、やってみると、学問に向いているかも、という学生達だ。

もちろん

●①は、いつまでも研究室の一員扱いして貰えず、どっちの学閥も使えなくなるケースや、
●②は、非常識さで実験装置を壊してしまうことも考えられるだろう。

ロンダのメリットデメリットのうち、メリットを活用できる人が、アカデミックスタッフになるのだ。
どんな大学だって成功する人も失敗する人もいる―――ロンダ学生にも同じことが言えてるんだろう。
そしてロンダ学生のメリット部分は、他の学歴では得がたいものなので、
私はついつい、「研究室を替わるのは、悪いことではないよ」 と、薦めてしまうのだ。


◆再び中学校話題◆

3流私学に行っている息子は、夏休みに遊びほうけていて、宿題が終わっていなかった。
         (自由研究など実験系は話をフってくるので、一緒にやるが、それ以外は自主性に任せている)
公立小学校では、受験する子は塾の勉強があるから宿題をしなくてもOK、みたいな風潮があった。
彼の中学校では (3流私学なのに) それは許されないらしい。
宿題が終わらなければ、部活の試合に出られない、居残りさせられる、クラス全員の前で叱られる。
         (中1の夏休み明けは、8割の生徒が、交互に前に出て叱られるらしい )

昨日、お抹茶BOYは親に質問したりしながら、リビングで宿題をやっていた。
私に起きていて欲しそうだったけど、 「今までやらなかったことを反省しなさい」 と、無視した。
「ものすごく反省してるよぉ」 と、言いながら、英単語を書いていた。
3時ごろに目が覚めてみてみたら、まだやっていた。
途中眠っちゃうと困るので、30分おきに目覚ましを鳴らしている、と言っていた。

6時には、リビングの床で伸びて(寝て)いて、(ゆうべシャワーを浴びなかったからだろう)、少し臭くなっていた。
起こしたら、 「宿題、終わった」 と、言った。 1時間くらい眠ったようだ。

小学校の頃は、
「やってるよ」 「まだ間に合う」 「まとめてやれば大丈夫」 「あと○日、夏休みあるから」 と、伸ばし続け
8月末に、「終わるわけないじゃん」 「どんだけあると思ってるんだよ、絶対無理、だからもうやらない」 と、
逆ギレしていたのに、(で、公立小学校ではそれが認められちゃっていたのに)、
やらなければならないことは、無理してでもやる、となったのは、少しは成長したと思っていいのかな。

「宿題はやらなければいけないもの」 というプレッシャーをかけてくれる学校には、感謝する。
  
「遅刻したり、やったものを忘れていったら何もならないよ」 と、突き放し、
シャワーを浴びないまま、 「食欲ない~」 と、何も食べずに登校していったが、
登校途中に発汗して、どうせ男子中学生みんな似たような匂いになるんだし、
お弁当は持たせたから、まあ、どうにかなるだろう。

「脱水症だけ、気をつけなさいね。水、飲みなさいね」


「ママたちが思っているほど、僕は頭が良くない、だから勉強してもしょうがない」 
と言っている彼が、どこかで自分の特技や特性に気づいてくれると良いのだが。

それが、親と同じ道であっても、違う道であったとしても―――