たまには諦める事も必要なのか　――亀を見習う――

来週（10月第2週）の北海道出張のフライトチケットを取った。
帰京して次の会議の懇親会だけ間に合わせようと思っていたのだが、
どうがんばっても無理で、だから、時間変更をしてゆっくり戻ってくることにした。

懇親会に出ようとしていたのは、年一回しかない会議だから、
顔を出しておいたほうが、再来年くらいに楽になるかもしれないが―――まあ、仕方がない。

先ほど、１０月後半の台湾出張のフライトチケットとホテルBookingをした。
交通費などは先方が出してくれる代わりに、時間指定をされる。
これも戻りの日の昼に、別件で入っていたランチョンミーティングが、２時間くらい間に合わなかった。

これもまあ、仕方がない。
年４回くらい集まっていて、前回、前々回も出張と重なり欠席だったので残念だが、どうしようもない。

11月の名古屋と、12月のハワイは手付かず。
12月のオーストラリアにいたっては、行くか行かないかいまだに確定できない、という。

私はあまり気が長くない。
①実験を思いつく　>>　②適当に装置をくみ上げたり他人の装置を借りたりしてテストデータを取る　
　 >>　③特許申請　>>　④テストデータを口頭発表　>>　⑤テストデータを使った論文執筆　
　　　　>>　⑥資金集め　>>　⑦新しい実験装置作成　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここまでを最短でやろうとする。

現在⑤，⑥をへ移行して行っている研究テーマがひとつと、②の段階の研究テーマがひとつ。
それを、学生指導と、研究室運営、学会活動と並行して行う。
だから忙しくなる。
学会活動の委員会などは、土曜日に押し付けようとするから、毎週土曜日は会議のハシゴだ。
一週間（７日間）あくことは少ないので、海外出張も国内出張も、土曜の朝には戻ってくるようにする。
優秀なアシスタントは、「全部出席できるように」、とアレンジを頼めば、どうにかしてくれる。
会議の中で私の登壇時間を調べ、フライトルートを探し、離れ業だけれど無茶ではない時間を見つけ出す。
今回、ギリギリすぎたので、自分でやってみた。　
―――あきらめて、帰国後の会議をパスした。

８年前までは火曜日の午後に講義を持っていたので、
ドイツから朝の便で戻って、大学に直行するということをしていた。
たぶん、今は体力的に苦しい。

無茶をした挙句に、休むことになると（←過労で倒れた前科あり）、かえって大変だしなぁ。
少しあきらめて、週末の会議に出席するのはやめよう。

亀を飼っている。

みどりん、こみどりん、きみどりんの、三匹のミシシッピアカミミガメ、通称みどりがめだ。
みどりんが一番昔からいる女の子で、あめ色のとろりとした色味の甲羅をしている。
緑色のこみどりんと、白っぽいきみどりんは、
来た時の大きさはずいぶん違ったのに、今は同じくらいのサイズになってしまった。
子供たちがその辺の公園で拾ってきた（捕まえてきた）亀達だ。
最長老のみどりんが、我が家に来て８年。