筋肉痛だそうだ

娘の母校の成人式パーティに、保護者も招待されたので、夫と行ってきました。

振袖が100人集まると、きらびやかだなあ。（画像にぼかしをかけています。）

久しぶりの女子高トークに花を咲かせていたり。うるさいの何の、って。

なお、振袖の中にスーツ姿の子が何人かいて、そのうちの一人と顔見知りだったので話したのだが、
大学を中退し、再受験する予定で、現在受験生なんだそうだ。　これから塾にいく、と。
普通に振袖を着た浪人生もいて、キャリア教育や進路指導だった先生が少し言及していた。
迷う時間と余裕があるなら、今のうちにちゃんと考えて将来を決めてください、と。
そんな追い風もあってか、あっけらかんと、「浪人中」　「中退」　を宣言する。
すぐに歩き出せると信じている足踏み状態は、まだまだ希望に満ちていて悲壮感がない。
このまま、納得の行く将来に続いてほしい、と、心から願う。

先生方が大勢来ていて、荒れもせず、でも行儀がよいわけでもなく―――ついでに振袖の品質は低くない。
そういう私立の学校だったから迷ったり浪人したりする余裕があるんだろう、
と、私立の中・高・大（図らずもミッションスクール）の娘が言っていた。
部活動を通じて他校の生徒たちと自分たちが比べられるようになったのなら、部活動サマサマである。

（着物好きな彼女は、自宅に届けられていたチラシや、路上で見かけていた振袖姿より、
　自分の学校の友達が着ていた着物がしっとりと重厚なことが、とても満足だったようだ）

なお、パーティ中に世話人の剣士 が着くずれしないよう、美容院で着付けてもらったのだが……
肌襦袢、長襦袢、振袖・袋帯までは当然としても、
タオル５枚、腰紐５本、伊達締め２本、三方紐１本、帯枕の紐とそのカバーと帯揚げ、帯締め、
加えてさらしが巻かれて、背中側には綿をつめられていた。　コーリンベルト２本って何事だ？
着付けられた直後は重さときつさで　剣士 は 「ぐええええ」 となっていた。

　（動いているうちに慣れたようだが、さっき、今日の筋肉痛は和服の重さのせいだ、と言っていた）

洋服に着替えて二次会に行くために、会場の衣装替えの部屋で着物を脱がせたのだが、彼女らが
「私タオル２本」　「バスタオル巻かれた」　「え？　私の美容院は紐だけだったよ」　などと、
着付けの比較をしていたのも面白い。母親に着付けてもらった子も少なくないようだった。
我が家も、美容院でやってくれた帯結びもそれほど凝ったものではなかったし、頼むことなかったかなあ。

さて、前日から悩んでいた私の髪飾りは、鼈甲調の簪になった。
こちらもカールして逆毛を立てて結い上げたので、後で解いたら、２０本以上ピンが出てきた。

こっちも、また美容院に頼むかといわれたら、微妙かも。