映画鑑賞録 『陰謀のセオリー』

明日は出勤できるかなあ。
朝、37.5℃になっていたから、出勤してしまおうかなあ、と思ったのだが、
薬を飲んだからかえってぐったりしてしまった。

休みの連絡を入れて、横になったらそのまま眠ってしまって、気づけば『午後ロー』が始まっていた。

本日の午後ロー　『陰謀のセオリー』　
ジュリア=ロバーツとメル=ギブソンという、大物過ぎてどっちが主演なのかわからない。

過去の記憶を失ったタクシードライバーのジェリー（ギブソン）は、世の中は陰謀に満ちていると信じ、
冷蔵庫にまで鍵をかけて暮らしている男。彼には、たった一つ記憶の断片に残っているものがあった。
それは、司法省に勤めるアリス（ロバーツ）を守るために自分がいるという確信だった。
判事だったアリスの父は数年前に殺害され、彼女は事件の真相を知ろうと独自の調査を行っていた。
ジェリーは妄想としか思えないような数々の陰謀説を話しに、アリスの元を訪れていたが、
彼女はそんなジェリーをなぜか追い返すことができないでいた。
ある日、ケガをしたジェリーを助けたアリスは、その時経験した信じられないような出来事から、
ジェリーの話を少しずつ信じ始めるようになる。
だがそんな矢先、アリスはCIAの精神科医から、ジェリーの過去と父の死に関する衝撃の真実を告げられ…

予備知識をまったく持たずに観たので、メルギブソンが単なる妄想癖のある危険な狂人なのか、
CIAに何かされただけなヒーローなのかわからず、怖かった。
いや、狂った人、危ない人の演技がうまいなあ、と、思う。
ジュリアロバーツは美人で上品なまま強いし。

ボーンシリーズの原型っぽいのか、と思いつつ、大物二人を使った割には地味かと思う。
いや、20年前の映画だと思うと、こんなものなのかもしれないが。

あまり捻りがないし、どんでん返しもないので、少し物足りなかった。