ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

そこぢゃない、いや、「それ」じゃないんだ

移動中★ 昼間は電車が空いていていいなあ、と思いつつ、つれづれなるままに。

「最後のオペ」記念撮影を院長謝罪

  SNS上にアップされた、1枚の写真。
  真剣に手術をしているとみられる医師と対照的に、ピースサインをしてみせる看護師。
  さらに、カメラ目線でポーズをとる医師たちの姿もあった。
  しかし、その下には、手術台に横たわる患者の手。
  この写真は、1月31日に、福岡県の村上外科病院で、腕の手術中に撮影されたもの。
  手術に立ち会った看護師の1人が、SNS上に公開したことで発覚した。(フジテレビ系(FNN))


記事を読むと、最後の手術だからと記念撮影をされた側の医師が、不真面目だとかけしからんとか
マスコミや不特定多数の一般市民(?)やワイドショーのコメンテータから責められている感じだが、
違わない?
手術ミスでもなんでもないんだよ?
こんな行動までいちいち引っかかってたら、萎縮して何もできなくならないか?
手術される人は不快かもしれないが、患者の目に触れさせた行為がまずいのであって、医者は悪くないのでは?
SNSにアップした看護師が患者の目を考えない馬鹿なんであって、――― 医者じゃないよね?

ワイドショーも、マスコミも、責めたい人を責める。 
責めて面白いところを、バッシングすれば溜飲を下げられるところを攻撃する。 
(もっとも、一般の人のインタビューだって、マスコミが選んで放映しているわけなので、民意(?)かどうかは知らん)

そうそう、ツイッターやブログに、
職場(幼稚園や託児所)で預かっている子供や、孫の写真を無修正で載っているのを見ることがあるのだが、
保育園や幼稚園の場所や施設名、「○○ちゃん」 と、名前まで書いている場合もあって、
どこでどう変質者の目に触れるか、コピーされるかって、不安なのだが―――

親に許可、取ってないんだろうなあ……

実母や義母が、「いくらやめるように頼んでも、孫の写真をアップロードしちゃう」、という悩み事を数多く聞くし、
かといってあんまり神経質になりずぎるのも、本来の娯楽性が消えてしまうだろうし、
限定範囲の友人やファンだって、あるいは現実社会の友達だって、
誰がどう豹変するかもわからないのだし。

ツイッターもブログもSNSも、
人を傷つけないよう注意することや、それを判断する力が要されているのだろうな。




これも、書きにくいけど、昔(10年以上前)から疑問に思っていたこと。

違法天下り新たに17件 前文科次官ら16人関与 中間報告

  文部科学省の組織的天下り斡旋(あっせん)問題で、松野博一文科相は21日の記者会見で、
  内閣府再就職等監視委員会国家公務員法違反と認定した9件以外に、新たに17件の
  違法な斡旋事案を確認したとする文科省調査班の中間報告を公表した。
  調査過程では、人事課OBの嶋貫和男氏(67)の仲介による斡旋行為に関する人事課の引き継ぎメモも
  見つかり、その中には監視委の調査を想定した「隠蔽(いんぺい)マニュアル」も含まれていた。



天下りシステムを肯定するわけじゃないけれど、
定年後、転職後の人が、その特性や技術、才覚を活用するのは悪いことじゃない―――よね?
まずいのは、いずれ天下りで受け入れますよ、という交換条件の元に、
あるいは天下り後に、かつての人脈(部下や同僚)を使って、
私大や外部団体が、各省庁で不当に有利な扱いを受けることで。
不当に有利な扱いをしなければいいんじゃないか? 
省庁側が、そういうことにならないようにがんばればいいんじゃね?


組織運営や政治や世の中の動向を見て組織の方向性を決める、という作業に長けている人達は確かにいて、
そういう人に組織を来てもらうのは、組織にとって大きな利益になる。
膨大な報酬とともに大企業を渡り歩いて再生していく、渡りCEOなんて、その際たるものだと思う。

大学の大型予算獲得だって、「こういう方向性を狙えば、採択されやすい」 と知っている人や、
その提案法や書き方を知っている人に助言をもらえれば、予算の獲得率が上がる。

でも、たぶんやっちゃいけないのは、助言を与える立場の人が、助言だけじゃなくて、
元いた職場の同僚や部下に、「この人を応募させたから、採用してよ、予算渡してよ」 と、なったり、
本来外部の人が知るべきではない情報とともに、アンフェアに資金を呼び込んでしまうことで。

ほとんど出勤しない天下り教授に「ポジション渡しやがって」、「高い給料渡しやがって」、「仕事もできないくせに」
と、苦情が出るのは、たぶんフェアな条件下でそいつに価値がないからだと思う。


某地方大学の教授が、出向してきていた経産省の役人と一緒に案を考え、
大学内に組織を作って、大学の経済状態や人事配置をスムーズに行えるようにした――
というのは、大学関係者には割りと知られたことだ。

他の目的の――目的が散漫でばら撒きになりかねなかった――予算を、自分の大学に呼び込むため
出向役人と教授が、何度も文科省(←出向役人の元職場ではない)や内閣府に出向き、
頭を下げまくったことは、知らない人も多い。 
彼らはあくまで正攻法で説得するため、時間をかけ、手間をかけ、説明して回ったらしい。

   どこかに書いたかな、東日本の震災で、会社を続けていくことができなくなり、
   高価な製造装置を廃棄しなければならない企業から、無償で装置類を引き取って、
   修理して、大学の中で使えるようにしたんだよ……外部の企業の人達も、安価で。
   
   自前で研究開発を行えなくなった企業が、それまでの開発歴や知識を無駄にしないですむように、
   メンテナンスして使える状態にして(もちろんそれだけじゃなくて教育にも使うけど)、
   大学でキープしておけるようにしたんだよ……メンテナンス費用を生み出せるよう、
   大学で作った物を限定的に販売できるよう、文科省経産省に掛け合って新しいシステムを作ったんだよ。
   この時代に、震災後のピンチに、机上の空論ばかりで、
   大学が物品を販売するなどけしからんと寝言を言う、大学教員たちを説得して回って。


それを単に、国の役人を受け入れると、予算を獲得しやすい、という誤解をした大学もある。

正しい人選と、不正なことをしないという大前提が必要なんだ、と思う。
文科省側や他の省庁側が、人脈だけの理由で「アンフェアな利益誘導を行わない」
その一点さえ明確であれば、天下りだろうと渡りだろうと、
使える人を使ったほうが、世の中のためになると思うんだけど、ね。

まして○○時間しか出勤してないのに、××円も報酬があってけしからん、とは、ナンセンスもはなはだしい。
○○時間しか出勤していないのに、大学に、世の中に、
□□円予算を引っ張り、△△円の経済成長につながった、というのがその人の価値じゃないかな?


なお、天下り=リサイクル と考えて、カテゴリーはリサイクルにしてみました。





……た、たのしい和服話題を書くはずだったのに、どうしたんだ、自分