シュレーディンガーの半襟を作ってみた

先日、ネットでオリジナル刺繍の半襟作りを請け負う、というサイトがあった。
小紋やほかの布を半襟にすることも多いし、この間もレースの服の布切れで作ったのだから、
確かに自分で刺繍するのもありだな、と、なんとなく思っていた。

映画を観ながら、ちょっとやってみた。
まずはデザイン。うん、猫柄の半襟、欲しかったのよ……

少しずつ大きさを変えているのは、ちょうどいいのを選んでトレースするため。
切り抜いてあるのが実際に使った型紙です……　
文字種も、どれがいいかなあ……

刺繍中。刺繍糸ではないので(刺繍糸もあったのだが、黒がなかったので)、ちょっとゴワゴワする。

こんな感じで完成。本当は猫のSchrödinger equationを刺繍したかったのだが、
ｈプライムとかなんだかわからなくなりそうだったので、簡単な理想気体の状態方程式で。

ああ、でも、これだと、ノルかソルかとかギャンブルとか、不安定とか、そんな印象のイラストだから、
つけていく場所が限られちゃうかなあ。　次はベンゼンを作ろう♪

なお、以前剣士が使っていた襦袢が出てきて、長い袂と半襟がガーゼだったので、さすがに剥がした。
娘が布を選んで、作ったんだった。子供ならではの色味かと思う。
あのころは単衣の着物に裏地をつけたり、和裁を習ったことはないのに、いろいろ弄った。
ガーゼはともかく、布（絹）を傷めないように質のいい針を使うとか、垂直に刺すとか、理屈だけは考えて。

う～ん、最近着物を着てないなあ。