ハムスターや、学生や、子供を育てることを考える
昨日、都内の国際会議の終了後、横浜まで剣士娘(大学3年)に会いに行った。
彼女が持っているバッグ(キャスター付スポーツバッグ)を借りるためだ。(←最近使っていない)
運動部でなければ使わなそうだが、息子(中学2年)は修学旅行に使いたい、という。
確かに中学生には似合う。
……こんなやつだ
<ハムスターの章>
20歳と2ヶ月になった娘は、Gパンを穿いていても少し娘っぽくなったようで、
それでもまだスポーツバッグが似合っていた(剣道4段を受ける、といってたが、20歳じゃ無理だろ)。
以前にもいったことのある、「トラットリア・ターボロ・ディ・フィオーリ」にサラダを食べに行く。
が 「ハムスターを飼いたい」、と話している。 動画などで見かけると、触りたくなるのだ、と。
が、昼間自宅(下宿)に一人(一匹)で置くことと、部屋が狭く室温が上がってしまうことを心配している。
思えば保育園時代の彼女は、はじめてのハムスターを購入する前に、飼育本(絵本)を読み込んで、
実際に買った日には、「あれをしてはいけない、これをしてはいけない」とハムおたくみたいになっていた。
購入後の一週間は、部屋のにおいに慣らすために、触ってはいけない。
食べ物に人の匂いをつけて安全であることを覚えさせる、と、ひまわりの種を握って匂いをつけていた。
室温についても、当時からいろいろと気にしていた。
「昼間面倒を見てくれる、さん(←娘を見てくれたシッターさん)みたいな人がいないと難しいね」
「ハム用さん……」
自分がさんをどれだけ頼りにしていて、どれだけ懐いていたかを覚えているだろうし、
弟が預けられていたときの、さんたちの時給も覚えているはすだ。
「あなたが生まれる前、私は、貴女を誰に預けるか、どうしたら面倒が見られるかだ悩んだんだから、
貴女だって、ハムの面倒が見られるとわかってから飼いなさい」
まあ、それがわかっているから、購入できないでいるのだろうけどね。
旅行中に、季節もよくて、食べ物も十分だったのにハムスターが死んでしまったことがあって、
その時は「触ってもらえなくて寂しくて死んだ」、と、泣いて反省していたし。 ←3歳近かったから、たぶん寿命。
ハムスターは、コストパフォーマンスのいい買い物・贈り物だ、という。
一匹500円~2,000円くらいだけど、何年もかわいくて、大事にする。
ペットショップで何十万円もする猫や犬でも、大切さは変わらない。
私()だったら、10,000円でもハムを買う、という。
でも、ハムスターが10,000円したら、誰も購入しなさそうな……
売れたら売れたで、ブリーディングする人が増えて、
価格破壊がおきて ―――元の値段になるな、ハムスター
<子供の章>
子供がペットを育てるのは、情操教育にいいとされているが、
情操なんていう形のないもの以前に、
「生き物は世話をしなきゃ死ぬ」という基本を学ぶのにいいと思う。
「自分の子供の教育のために、動物の命をもて遊ぶなんてひどい!」という狭量な正義の味方( *)が
匿名で、あるいは、大勢の仲間と一緒にバッシングしてきたり訴えたりするかもしれないが、
自分で子供を生む前に、あるいは、夜店で子犬を 「かわいい欲しい」と後先考えず購入してしまう前に、
学んでおく必要があるのではないかと思うのだ。
* 正義の味方たちは、鉄槌を振り下し、叩きのめし、自己満足に浸れる悪人を探している。
* でも、へたれな正義の味方だと、本当の悪人には怖くて近づけないので、
* それほど強くない人が行う、自分の考えと異なる行為を、大げさに「悪」とみなして叩いてみたりする。
* 世の中、この手の 「正義の第三者」 は結構多いと思うよ。
正義の愚人(←命名してみた)は、親が子供に厳しく 「ペットの面倒を見なさい!」 と強制するのも、
親が子供のかわりにペットに餌をあたえずに、ペットが病んだり死んだりするのも、
どっちもバッシングしたがる。
で、ペットを大事にできない子供がいると、その親のことも叩きたがる。
<学生の章>
学生自らのミス(サボり)で、実験動物が死んでしまい、卒業が危うくなったら、
そいつの親が「卒業させるのが義務だろ、どうにかしろ!」 と怒鳴り込んできた話を聞いた。
正義の愚人の一人だったらしい父親は、
「学生の教育がなっていない、学生に親身になっていない、最近の大学はけしからん!」と叫んだらしいが、
教員は学生に、「学問を教える」 のが義務であって、卒業させたり、就職させたりするのは
たんなるオプションや、学問を教えた結果に過ぎない。
親身になるかならないか、など、お話にもならない。
親身になるサービスをして学生を増やすか否か、それは大学の経営方針にもよるが、
少なくとも卒研担当教員の【義務】ではない。
一方、困って待っていれば親や教員に助けてもらえると思っている学生は、何の行動も取ら(れ?)なかった。
人間はどこかの段階で 「自分でどうにかする」 ことを学ばなきゃいけないと思うのだが、
そして大学時代は、それまで恵まれた(?)家庭で甘やかされた子供が、成長するチャンスだと思うのだが、
それさえも、親に壊されてしまうことがある………
親が騒いで裁判だなんだになると、ほかの学生の教育時間がなくなるから、
問題の学生へ 【指導することをやめ】、親の言うとおりに 【単位だけ与える】。
教員はキリストではないので、99匹放置して、1匹のために働いたりはしない。
この話は単なるわがままな親が、正義の愚人ぶって
「大学教員はかくあるべき、訴えてやる」になっちゃた例だが、
「育てる」、「教育する」 というものは、少しずつ手を離していくことなのに、
正義の愚人の中には、いつまでも手を離しちゃいけないと思っている連中もいて、教育妨害をするようだ。
先日の学生さんは、今日も大学に出ているようだ。
危ないことはしないが、わからないところがあると連絡はしてくる。
新しくやってきた部下は、外部予算の申請書を書いている。
ここからもメールやLINEが来る。(←昨日は私が国際会議で連絡が取りにくかったので)
どこまで助け、どこから突き放すべきか、
どこまで信じて、どの辺を警戒してチェックしておくべきか、
相手によっても違ってくるし、親や教員も、ずっと悩んで考え続けるんだろうな。
彼女が持っているバッグ(キャスター付スポーツバッグ)を借りるためだ。(←最近使っていない)
運動部でなければ使わなそうだが、息子(中学2年)は修学旅行に使いたい、という。
確かに中学生には似合う。
……こんなやつだ
<ハムスターの章>
20歳と2ヶ月になった娘は、Gパンを穿いていても少し娘っぽくなったようで、
それでもまだスポーツバッグが似合っていた(剣道4段を受ける、といってたが、20歳じゃ無理だろ)。
以前にもいったことのある、「トラットリア・ターボロ・ディ・フィオーリ」にサラダを食べに行く。
彼女は【グリル野菜とパンチェッタのサラダ:およそ1000円】がお気に入り。
木のお皿も気に入っているのだと思う。 (前回ほど塩辛くなくて、私もおいしいと思った)
木のお皿も気に入っているのだと思う。 (前回ほど塩辛くなくて、私もおいしいと思った)
が 「ハムスターを飼いたい」、と話している。 動画などで見かけると、触りたくなるのだ、と。
が、昼間自宅(下宿)に一人(一匹)で置くことと、部屋が狭く室温が上がってしまうことを心配している。
思えば保育園時代の彼女は、はじめてのハムスターを購入する前に、飼育本(絵本)を読み込んで、
実際に買った日には、「あれをしてはいけない、これをしてはいけない」とハムおたくみたいになっていた。
購入後の一週間は、部屋のにおいに慣らすために、触ってはいけない。
食べ物に人の匂いをつけて安全であることを覚えさせる、と、ひまわりの種を握って匂いをつけていた。
室温についても、当時からいろいろと気にしていた。
「昼間面倒を見てくれる、さん(←娘を見てくれたシッターさん)みたいな人がいないと難しいね」
「ハム用さん……」
自分がさんをどれだけ頼りにしていて、どれだけ懐いていたかを覚えているだろうし、
弟が預けられていたときの、さんたちの時給も覚えているはすだ。
「あなたが生まれる前、私は、貴女を誰に預けるか、どうしたら面倒が見られるかだ悩んだんだから、
貴女だって、ハムの面倒が見られるとわかってから飼いなさい」
まあ、それがわかっているから、購入できないでいるのだろうけどね。
旅行中に、季節もよくて、食べ物も十分だったのにハムスターが死んでしまったことがあって、
その時は「触ってもらえなくて寂しくて死んだ」、と、泣いて反省していたし。 ←3歳近かったから、たぶん寿命。
ハムスターは、コストパフォーマンスのいい買い物・贈り物だ、という。
一匹500円~2,000円くらいだけど、何年もかわいくて、大事にする。
ペットショップで何十万円もする猫や犬でも、大切さは変わらない。
私()だったら、10,000円でもハムを買う、という。
でも、ハムスターが10,000円したら、誰も購入しなさそうな……
売れたら売れたで、ブリーディングする人が増えて、
価格破壊がおきて ―――元の値段になるな、ハムスター
<子供の章>
子供がペットを育てるのは、情操教育にいいとされているが、
情操なんていう形のないもの以前に、
「生き物は世話をしなきゃ死ぬ」という基本を学ぶのにいいと思う。
「自分の子供の教育のために、動物の命をもて遊ぶなんてひどい!」という狭量な正義の味方( *)が
匿名で、あるいは、大勢の仲間と一緒にバッシングしてきたり訴えたりするかもしれないが、
自分で子供を生む前に、あるいは、夜店で子犬を 「かわいい欲しい」と後先考えず購入してしまう前に、
学んでおく必要があるのではないかと思うのだ。
* 正義の味方たちは、鉄槌を振り下し、叩きのめし、自己満足に浸れる悪人を探している。
* でも、へたれな正義の味方だと、本当の悪人には怖くて近づけないので、
* それほど強くない人が行う、自分の考えと異なる行為を、大げさに「悪」とみなして叩いてみたりする。
* 世の中、この手の 「正義の第三者」 は結構多いと思うよ。
正義の愚人(←命名してみた)は、親が子供に厳しく 「ペットの面倒を見なさい!」 と強制するのも、
親が子供のかわりにペットに餌をあたえずに、ペットが病んだり死んだりするのも、
どっちもバッシングしたがる。
で、ペットを大事にできない子供がいると、その親のことも叩きたがる。
<学生の章>
学生自らのミス(サボり)で、実験動物が死んでしまい、卒業が危うくなったら、
そいつの親が「卒業させるのが義務だろ、どうにかしろ!」 と怒鳴り込んできた話を聞いた。
正義の愚人の一人だったらしい父親は、
「学生の教育がなっていない、学生に親身になっていない、最近の大学はけしからん!」と叫んだらしいが、
教員は学生に、「学問を教える」 のが義務であって、卒業させたり、就職させたりするのは
たんなるオプションや、学問を教えた結果に過ぎない。
親身になるかならないか、など、お話にもならない。
親身になるサービスをして学生を増やすか否か、それは大学の経営方針にもよるが、
少なくとも卒研担当教員の【義務】ではない。
一方、困って待っていれば親や教員に助けてもらえると思っている学生は、何の行動も取ら(れ?)なかった。
人間はどこかの段階で 「自分でどうにかする」 ことを学ばなきゃいけないと思うのだが、
そして大学時代は、それまで恵まれた(?)家庭で甘やかされた子供が、成長するチャンスだと思うのだが、
それさえも、親に壊されてしまうことがある………
親が騒いで裁判だなんだになると、ほかの学生の教育時間がなくなるから、
問題の学生へ 【指導することをやめ】、親の言うとおりに 【単位だけ与える】。
教員はキリストではないので、99匹放置して、1匹のために働いたりはしない。
この話は単なるわがままな親が、正義の愚人ぶって
「大学教員はかくあるべき、訴えてやる」になっちゃた例だが、
「育てる」、「教育する」 というものは、少しずつ手を離していくことなのに、
正義の愚人の中には、いつまでも手を離しちゃいけないと思っている連中もいて、教育妨害をするようだ。
食後に注文した【チーズタルト】。盛り付けがきれいだけど普通の味。
こちらはアイスクリーム、二つで400円。ラムレーズンと抹茶。
抹茶アイスは、抹茶味が強いだけ(おいしい抹茶で作ったわけじゃない)だったけど、
ラムレーズンは味が複雑でとても美味だった。これまでのラムレーズンでベストかも。
こちらはアイスクリーム、二つで400円。ラムレーズンと抹茶。
抹茶アイスは、抹茶味が強いだけ(おいしい抹茶で作ったわけじゃない)だったけど、
ラムレーズンは味が複雑でとても美味だった。これまでのラムレーズンでベストかも。
先日の学生さんは、今日も大学に出ているようだ。
危ないことはしないが、わからないところがあると連絡はしてくる。
新しくやってきた部下は、外部予算の申請書を書いている。
ここからもメールやLINEが来る。(←昨日は私が国際会議で連絡が取りにくかったので)
どこまで助け、どこから突き放すべきか、
どこまで信じて、どの辺を警戒してチェックしておくべきか、
相手によっても違ってくるし、親や教員も、ずっと悩んで考え続けるんだろうな。