ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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どーすんだよ、馬鹿野郎



 「今まで何やってたんだ、馬鹿野郎」

 「大学で何を学んできたんだ」

 「日本語変だろそれ」


 「えらそうなゴタクをいうんじゃない」



 「もう、余計な気を使わないでいいから、本来の仕事をしようよ」

 「君は官僚じゃなくて研究者なんだから、研究者として学会に臨もうよ」

 「学会運営のことは、君のポジションでは考えなくていいからさ」


そのまま伝えたらショックだろうし、パワハラになっちゃうだろうな、と思って耐える。



地味な記事のにぎやかしに。 この間見ていて「お♪綺麗だなあ」と購入を検討した冬茶碗。
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中央官庁ど真ん中に出向して戻ったら、やたらに大きいことばかりいう奴になっていた。
彼は何年間も学会発表(研究成果の公表)をしていない。

このままだと(職場の規定で)最低評価になってしまうので、
研究者から、技術者か事務系の職員に転向するか、
研究者らしく論文発表や学会発表をするように伝えたら、
(というか、実験はしていたので、その結果を学会で発表するように外枠を埋めたら)

日本語になっていない、他人の切り貼りだらけの予稿原稿を出してきた。

今日の昼締め切りだぞ? 英語じゃなくて日本語なんだよ? そのくらいちゃんと書けよ。


怒鳴りつけたらパワハラになってしまうんだろうな、と思う。
シビアな言い方をするならば、彼はふざけているわけではなく実力が不足しているのだから。
(ふざけたり、怠けているなら、どんな苦言をしても大丈夫なんだと思う。反発したとしてもひどく傷つくことはない)

彼は雑用をよく引き受けてくれる。 委員会への代理出席や、来客の対応など、
秘書ではカバーできない、研究者としての私の代理仕事を気楽にやってくれる。
彼が忙しい時はないから、下請け用務をソツなくトラブルなくこなす、便利なスタッフではある。

ただ―――
(彼は自分ではそう思っていないのかもしれないが) 数年間、研究者としての義務を怠っていたせいで、
研究発表をするに足る、データ解析能力や文章力が、無くなってしまったのではないかと考える。

これだけ綺麗なのに、こんなに茶筅の色に似合わないんだ これはないなあ。
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このケースはめんどくさいんだよな~

20代の学生なら、教員の指導を素直に受け入れるけれど、
すでに学歴が十分で、年齢も上になっている人は、以前に同じ指導をされた経験があるから、
今の自分は、すでに理解していて、しかもそれが出来ていると誤解して、
「そんなことは知っている」 「いまさら何を言っている」 という態度になってしまうんだよな。 

指導を受けたことがある=現在、それができる というわけではなくて、
実際には、「知っているけど出来ない」、わけなんだけども。

かといって、研究が嫌いになったわけではなさそうで、
研究者でいることに執着しているから、転向を勧めるのは傷ついちゃうだろうし、
オーガナイズが楽しいなら、本省にいけばいいんだけど、彼はキャリアじゃないんだもんな。



「特許との兼ね合いが」 とか、 ←私の立場なら、これを考える必要がある
「時間が足りなくて」 とか、 ←私もこんなことをよく言っている
「そんなに細かく読む人はいないでしょ」 とか  ←いるんだよ、それが
あれこれ、堂々と言い訳するんだけど、どうしよう……
発表は私も連名になってるから、書いてあげちゃえば楽なんだけど。

それだと何にもならんよなあ


ほかのスタッフは、研究者としてはぜんっぜん手がかからないので、うっかりしていたのと、
奴のフットワークの軽さと、アシスタント的な仕事のうまさのせいで
研究能力が落ちているのを見落としてしまっていたのが悪いんだけどさ。


あたま痛ぇ……