逆ギレなのかもっと奥深いのか、いずれにしても理不尽だ

中学２年のお抹茶Boyが、バスケット中に派手な突き指をしたので、
近隣の整形外科に連れて行った。
いつもの有名病院も接骨院も混雑しているので、
行ったことのない病院を選んだ。（は利用したことがあるらしく、診察券を持ってて、推薦してきた）

曰く、一人で行ける場所だけど、朝イチだから一緒に来てほしい、とのこと。
たぶん、そのあとで親と一緒にファーストフードの店に入るとかレストランに行くとか、
そういう思惑があるのではないかと思う。
午後出勤になるが、まあ、仕方ない。


病院に行き、受付にいたスタッフに言われるままに、予備問診のプリントを書き込んで渡した。
しばらくして、受付の人がカウンターの奥から大きな声で呼んだ。

　　　　　「山口さん（仮名）、山口さん、いらしてください」

待合室には数名の待ち患者がいたのだが、全員無視。

　　　　　「山口さん！　早く来てください」

ちょっと顔を上げた人もいるが、全員無視、どうやら山口さんはいないらしい。

　　　　　「ちょっと君！　何で返事しないの！？」　　　　　　

　「え？　俺？　俺、佐々木（仮名。山口とは似ても似つかない苗字）」

　　　　　「何でわかんないの、あんたに決まってるでしょ」　　

　　「あの、うちは佐々木（仮名）ですが」

　　　　　「こうやって呼んでるんだから、そのくらい分かりなさい！！」　


待合室で聞いていた人たち呆然。　

あまりにも理不尽というか、むちゃくちゃである。
何かで思い込んで呼び違ったのを指摘されて、逆ギレてるのか、
もっと根深い病んだところのある人なのか、
５０代くらいに見えたけど実はボケちゃってるのか、いずれも微妙なところだが―――

他にいた看護婦さんが能面みたいな顔になっていたので、普段からそういう人なのかも。


何名か医者のいる病院で、広いリハビリ室のようなものもついていたけど、
他の看護婦さんにも　「あら？」　と思われる小さなミスがあったりして、
先生はソコソコまともでも、今後の怪我の時に、通わせるかどうか分からないなあ。　


　「うん、でも、この辺で一番空いてるから、バスケの子達は湿布もらいに来るんだよ」

なるほど。
都内の医療費は中３まで無料だから、あんたたち絆創膏まで病院で貰おうとするね。
病院側は病院側で、そういう利用のされ方は不本意かもしれない。


なお、お抹茶とは、病院のあとでブランチのパスタを食べに行きました。
突き指したの、左手でよかったね。